定山渓中天狗 の記録    130519
(HP内限定ニックネーム:定山渓天狗岳と小天狗岳の中間にある772m峰)


さっぽろ湖の対岸から見ると、定山渓天狗岳と小天狗岳に挟まれ、派手さはないが、それなりに特定可能なピーク。
豊羽鉱山に通じる道々95号線側から北電送電線路を伝って登りました。

北電送電線路の点検道路は最初の鉄塔まで。
その先は踏み跡的な点検路がトド松林の中で不明瞭、さらに残雪がマダラ。勘を働かせつつ、痕跡をトレース。
地図にある道からは外れたが、直結の近道で何とか尾根上の分岐の点検路終点の鉄塔下に到着。
送電線路の樹木伐開のため、展望良好。道々95号線の向いは沈殿池。とその後に無意根山が白く鮮やか。

タチツボスミレ ノウゴウイチゴ コキンバイ カタクリ

この後は尾根上稜線の道、見晴らし良好。小鳥のさえずり。隣の尾根からの呼び交う叫び声は多分山菜採り。
路上には早春の花、タチツボスミレ、ノウゴウイチゴ、コキンバイ。後半にはカタクリも。

620mの鉄塔の先は斜面トラバースの道。残雪で道が埋まり、足場悪く緊張の連続。
しかし、途中から尾根への登り返しの道が出てきて、尾根道へ戻り、木立の間を歩いて704mピークに到着。
途中にクマの痕跡があったせいで、ここを区切りとして引返したい気分。(恐怖心)
でも、目指す山頂も見え、行きたい意欲も発生。結局、意を決して尾根上の木立の間をさらに前進。
稜線乗越の鉄塔下に到着し、展望を楽しむため休憩。
この先の稜線に点検路は当然無く、竹薮は立ち上がり、斜面の残雪は踏み抜き頻発で引返しの誘惑がチラチラ。

それでも惰性で、山頂へ向う。残雪の上と薄い薮を選んで分け歩きを交互で前進。
途中でまたも、クマが立ち枯れの木を引っ掻き出し、木の中の虫を漁った新しい跡と足跡を確認。
ビビりつつも、ここまで来ては登高を持続、何とか、山頂にたどり着きました。
頂上は木立に囲まれるも枯枝を透かして、余市・定天・烏帽子・小天狗・札幌岳・無意根などそれなりの展望。
なにより、さっぽろ湖の水面が鮮やかでした。

出発8:30 704mピーク10:00 山頂10:30 帰着12:30
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