三笠山 の記録    130609


三笠市と美唄市の境界にある山。
林道歩きがほとんど、最後に薮を漕いで山頂でした。

美唄スキー場の先、我路の沢川を渡って北菱産業埠頭の炭鉱敷地。日曜日につき無人。
その中を通り林道につながる未舗装道路は整備良好。
標高350mの林道が二股になる手前に林道入口のゲート。道有林の通行止め標識。
ここから先は水がしみ出て流れ、ジープ向きの荒れ気味の路面の林道。
標高510mの三叉路まで登って、三笠山方面は草が茂り使用頻度僅か、枝道的。
その枝道は両市境界の尾根上に出て、視界が開け、気分の良い尾根歩きの景色。

三笠市側からはブルトーザーの音が聞こえて来るが、笹薮が立ちはだかって確認は出来ない。距離は近いはず。
帰宅後にネットで調べると、泊原発停止で石炭需要増加により三笠炭鉱露天掘りが休日返上のフル稼働と推測される。
尾根上の道はすぐに斜面の道に戻り、木立の倒れ込み、切り株の落下など、車両の通行量はゼロに近い雰囲気。
路面にはニリンソウのじゅうたん、鹿の足跡がやたらと多く、クマのフンも路上2箇所。なお、本日鹿2頭に遭遇。
その割に山菜の気配は薄く、美唄山から連なっている山との期待は外れ。ここは炭鉱と人工林の山。
一方で、湿気が多いのか、エゾノリュウキンカ、バイケイソウが目立つ。

林道が山頂に最接近の場所はトドマツの植林地。下草が薄く、ケモノ道が付いている。
土を引っ掻いた跡、残されたフンからクマ道。たどるとすぐに笹薮に消え、人工林の先は薮漕ぎ。
幸い、雪解け直後で、笹はまだ立ち上がり切っていない。倒れているところ、薄いところを狙って前進。
笹の抵抗は酷かったが、何とか北側の小ピークに出て、その先は平坦、笹薮もやや薄くやっと山頂到着。
三角点標石の周囲は笹が刈られてあるが、笹が覆い被さり、近づいてそれと気付く有様でした。

道有林ゲート9:10 林道から薮10:35 山頂11:00 薮から林道11:20 527m峰直下12:25 道有林ゲート13:10
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林道から枝の隙間に見える空知平野と樺戸山地、増毛山地
林道から枝の隙間に見える空知平野と樺戸山地

三笠山の山頂から枝の隙間に薄く見える夕張岳と夕張マッターホルン
三笠山の山頂から枝の隙間に薄く見える夕張岳と夕張マッターホルン

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