和宇尻山(礼文塚川の林道)の記録    120503


和宇尻山は春香山の北東にあるなだらかな山。夏道はない。
礼文塚川の林道を詰め、残雪の上を歩いて登りました。

国道からオーンズスキー場道路の1本東の道路を左折、奥へと詰めると、砂利道に。
道が三叉路に突き当たって左は乗馬クラブ。右が林道。
すぐに、道路の傾斜が急になり、FF1000ccでは不安。道路脇に駐車して歩き始める。
道には大量の馬糞。ホーストレッキングに使われている模様。
礼文塚川は小さい川だが雪解け水が勢い良く流れ、水音が高い。
熊鈴の音が掻き消されそうで、時折ホイッスル。

高度が上がると馬糞は無くなり交代に道脇に残雪。
さらに林道が川から離れ、傾斜の緩い植林地に入ると、雪解け水の流れが側溝や足元に。
伐採により展望が開け、海が見え、緩い日差しで春の気分。
植林地の最上部になると、林道が雪に埋れる。そこに、幅広でチェーンの車輪走行跡。
さらに奥へと進み、大きな車輪に改造したジープが3台駐車。
走行跡がグシャグシャでこれ以上の前進は無理であきらめた様子。

雪道を歩いて、標高521.2m三角点の峠の手前、大規模の落石。新規林道造成のあおり。
峠にはドラム缶2個ホームタンク1個、そこから新規林道が南西に向け登って行く。
この有様はどうにも荒んだ感じ。銀嶺沢川の谷が一望でいい景色なのが台無し。
この新規林道を辿って、和宇尻山の北裾まで雪上歩き。
ずっと先の斜面にも林道の開削があり、どうやら張碓川のほうまで延びている模様。
林道歩きは、山頂のほぼ真北の緩い尾根地形まで、そこから林間へ。

遠くから見ると、尾根の傾斜はさほどでもないが、実際登ってみると体力負担はそれなりにきつい。
時折、キックステップの必要な部分もあり、それほど甘くは無い。
特に、頂上台地寸前は、積雪が薄く、手間がかかる登りとなる。
頂上台地に出てからは歩く距離が長い、木立の周囲は雪が解け、雪自体も薄くなって時折踏み抜き。
この頃から風が強くなり、木がゴウゴウとうなる。ポツポツと小さな雨粒を感じ、多少あせり気味に。
山頂には長居せず、早々に引きあげました。

出発8:10 林間10:00 山頂10:35 林道10:55 帰着12:40
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