コックリ湖 の記録    120527


ニセコ山系雷電岳の南斜面にある湖。
山奥ながら一周する道が付いている。

道路から林道に入り、砂利が敷かれ良く整備されている。
地図より少し奥、標高280mに駐車場。先客1名写真目的の様子。
案内看板には。「遊歩道」ではなく「登山道」の文字。
笹の刈り分けは幅広く整備良好だが、地形的にはそれなりの険しさがあり、実態は「登山道」。
広い刈り分け地面には、マイズルソウ、タチツボスミレ、オオタイツボスミレが張り付き。
時折のシラネアオイ、オオカメノキ、既に実を付けたカタクリなど草花が賑やか。
道の傾斜は普通程度、足元不安定危険な急坂はなし。

歩き出してすぐ志根津川支流を渡渉。流れが速いが、浅いので長靴が威力。
この後、志根津川本流の渡渉まで標高差130mは斜面トラバースの道。
天気良好の木陰道で、春の穏やかな自然を満喫。
本流の谷へ出て、こちらのほうが水量が多い、渡渉では長靴半分以上が水没。
その先標高差100mを登って台地へ。木立が疎らになり笹原がはびこり出す。
オオバナノエンレイソウ、ミズバショウ、シラネアオイ、サンカヨウが時折華やかに現れる。

湖畔の広場に到着。休んでいる写真客に挨拶。
地面はマイズルソウが一面。片隅のカタクリ1株、普通の2倍以上の大きさに驚き。
湖は時計回りで一周。湖水の流出口はもう渇水期。
水溜り状態で流れが感じられない。ここにもミズバショウの群落。
湖の周囲は斜面が少なく、周囲に山も見えず、平地の湖のよう。笹が優勢で湿原の場所もない。
道は湖の見晴らしを意識して造られ、遊歩道として、受ける感じは良好。
静かな環境で、マイズルソウが足元を埋め、時折、ヤマツツジ、シラネアオイの花。
深い山中ということを意識しなければ、ゆっくりと散策を楽しめそうな場所でした。

出発10:10 湖畔広場11:25 一周後広場11:50 下山12:05 帰着13:15
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