阿女鱒岳の記録    120513


赤井川村中心部でやや東、キロロリゾートの西にある山。 落合から林道を入り、固雪上を歩いて登りました。

赤井川村落合の国道393号線、余市川の橋を渡りすぐ左の林道に入ります。
ゲートはないが、傾斜のある路面には雨裂が出来、FF1000ccには厳しい走行。
といっても、いまさらUターンできる道幅はない。
ようやく、標高360mで路肩スペースがあり、そこに駐車。
100m先にボンゴ車の先客あるが、多分山菜目的。

すっかり雪解けが進み周囲に残雪は無し、木々の枝先には若葉。陽射しは強くサングラス必要。
乾いた林道路面をピン付長靴で歩き出し。この時期の彩り、春紅葉もあちらこちら。
しばらく進んだところで、スズキジムニーに追い越される。
この先、高度が上がって残雪が出て、路面を覆う場所もあり、走行跡が残る。キロロ方面へ向かった模様。
林道は北斜面を横に登って、500mの台地へ、台地上を直登して550mの林道三叉路へ。
三叉路の手前にはゲートがあるが、本体が支柱から外れて地面に落ちている状況。

ここまで高度が上がると、さすがに残雪はある。ただ、まだらに解け、どこまで行けるか不安要素。
標高650mまでは平坦に近い台地、笹の立ち上がりをぬって歩いていける。コース取りに先読みは必要。
650mから750mの斜面は斜度があるため雪は薄く、ただし北西向きなので条件は有利。
750m台地まで上がってやっと雪の路面は安定。それでも厚みは30cm以下。さらに時折の踏み抜きはあり。
詰めて行くと目前に小ピークが出現。三等三角点の山「椴山」886.82m。
頂上直下斜面の上部は樹木の無い雪面の広がり。
斜度はあるが、雪質は安定で雪崩の不安はない。

椴山の頂上部稜線は雪が解け、笹が立ち上がり。南斜面に雪はなし。
ここまで上がると僅かに立つ樹木の枝先に樹氷が張り付き、絵になる風景。
阿女鱒岳方面へ向く南斜面の残雪がどの程度残っているのか分からず、ルート取りで時間をロス。
結局は大きく下って、平坦に近い斜度の部分の残雪を歩く。
南側から振り返って見ると、椴山に雪はほとんど無し。南北で山の様子がガラリと変化。

この後はまた林間歩き。その後、椴山と同様の状態のピーク910mを通過。標高900mの台地を進む。
木々の枝先には数cmの樹氷が張り付き、それが風で落ち、樹木の周囲に散乱。珍しい風景が展開。
阿女鱒岳山頂部は正面が樹木の無い急斜面の雪原。
左の潅木が立ち上がった稜線の残雪を踏みしめて登る。
向かい合った東の稜線の木々に張り付いた樹氷が何とも良い風景でシャッター。
そちらの樹木は頂上まで連なって、東側の展望を遮ることに

阿女鱒岳山頂は数メートル幅で帯状に雪が解け笹が立ち上がり。
その笹藪に入り込んで、三角点標石を発見。
ここは、二等三角点なので普通の三等よりひと回り大きなサイズ。
展望は雪が残る余市岳から無意根山の稜線が目に鮮やか。
どうしても、1000m以下の赤井川を取り巻く山々には目が行きませんでした。

   阿女鱒岳の雪景色風景写真
報告へ
札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき
inserted by FC2 system