三角点「漁川」 の記録    121125  (恵庭林道・下金山第一・第二林道経由)


概要
国道453号から漁川沿いに恵庭林道を下り、下金山第二林道を登り返して三角点「漁川」へ登りました。

国道453号が支笏湖に近づくと「ようこそ支笏湖へ」の木製大看板。
「下金山第二林道」の入口で、三角点「漁川」はこの奥400m、広い駐車スペース。
だが積雪20cmでその下はぬかるみ。小型FF車ではちょっとした具合で脱出不可能の予感。
あきらめて、漁川の谷へ下り、恵庭林道の分岐点へ、こちらは路盤しっかりで積雪10cm、片隅に駐車。
この林道のゲートは一般の林道のそれとは違い道々にあるような立派なもの。道幅が広いためか。
しばらくは川に沿った立派な道。時折ぬかるものの、おおむね歩き易い。

広い三叉路に到着した、右折は茂一安林道、この先延々と16,359mで恵庭湖横の道々に繋がっている。
三叉路の先、漁川の谷は徐々に細く深く、足元のはるか下に見下ろすように。
谷底からは急流や滝らしき水音。対岸には地層をむき出した崖の景色。
この谷が広がる地点が谷底への下り道の始まりで、通行止のゲートに大きな土のうの列。
これでは作業用の車両も通れない。実際、恵庭林道は谷底に下るルートを取るが、酷い荒れ様。
急斜面を無理に切り削り、道を通した努力の痕跡と、雨の害・崖崩落の爪痕。
この道を歩くのは要注意、落石の無い季節を選ぶ必要がある。

広がった谷底に下りれば、下金山第二林道の分岐まで、また穏やかな林道。
分岐から、下金山第二林道へ入り、漁川に架かる橋を渡る。
本日、雪の上には途切れなく鹿の足跡。水たまり跡の氷上に小鹿が足を取られた跡。
すぐに道は漁川南東向き斜面に取り付き、急斜面を刻り込んで登っていく。
ここは陽が当たり、雪が解け、路面が露出して、小鳥が活動。気持ちの良い登り歩き。
沢水が落ちる場所には、水しぶきが作る小さな丸い氷粒の群れが面白い。

道は斜面から支流の造る谷へ入り込み。こうなると普通の山道。
延々のダラダラ登り道がたどり着く先は下金山第一林道との分岐点。
ここに、路面不良につき第二林道へ立入禁止の注意書き。実感は、歩くだけなら大丈夫。
第一と第二の分岐から三角点脇まではすぐ。
三角点脇は土場跡のような広場で三角点は切り通しの断崖の上。標高差15m。
北斜面も急なのだが、笹と潅木をロープ代わりに腕力で登りきり。
上には小さな広場があるが雪の下は笹の重なり。三角点の手掛かりとなるものは無し。

あきらめて、国道453号へ出て、「ようこそ支笏湖へ」の木製大看板。
国道453号脇には自転車専用道路があり、自動車の往来を気にせず歩くことが出来る。
ただし、除雪車が車道の雪を撥ねた跡を踏んで歩くため、足元が重くて思いかけずに疲労。
時折見える恵庭岳の写真を撮りつつ、なんとか駐車地点までたどり着きました。

出発7:40 茂一安林道分岐8:00 下金山第二林道分岐9:00 下金山第一林道分岐10:10 △漁川10:40  453号「ようこそ支笏湖へ」看板11:00 駐車地点帰着11:50
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