藤野富士の林道跡の記録    120812


藤野聖山園の南にある標高651mの山。国土地理院の地図には林道跡らしき点線が頂上の脇をかすめている。
この林道跡の藤野側の入口は薮に埋もれていた。それではもう一方、常盤側の状態を偵察。

真簾林道入口ゲート ヨツバヒヨドリ 雨裂

常盤から真簾峠を通り簾舞に抜ける林道の入口は、空沼岳登山口への道路の途中にある。
ゲート脇にはオートバイを通過させないよう杭が増強されている。看板には「真簾林道1,560m」。
まずは、藤野富士と「△真簾651.5m」のコル(鞍部)へ接近するため、この林道を歩き出し。
路面は概ね整備され、草刈も実施しているものの、雨裂が所々にあり、利用頻度は低そう。
林道脇は夏の花、ヨツバヒヨドリ、ノリウツギ、エゾゴマナ、ミズヒキ、ゲンノショウコ。イタドリなど大型多年草も開花。
お邪魔虫の外来植物も、ルドベキア、ハルジオン、コウリンタンポポ、マツヨイグサ。など。
クマの糞は風化したものを数ヶ所見る程度。餌となる植物の育成する自然林が乏しく、付近に果樹園もない。
なお帰りの林道では、陽に当たっていた50cmくらいの小さなマムシが、悠々と草叢に入って行った。

人工林手前の薮 藤野富士の林道跡 標高が上がり薮が濃くなる

コルに接近して、尾根上の林道跡へつながる踏み跡を捜したが無い、鹿道も明瞭なものは無い。
林道を標高480mまで進んでから一旦引き返し。標高450mの沢地形2つのうち、西の明るいほうから薮漕ぎ開始。
笹は細く、背丈も低いので、抵抗少なく人工林に入り込み。
人工林内は間引の手入れがされておらず日当たり不良、林床植物が薄く歩行容易。すぐに尾根上に登り詰めた。
尾根上にはたしかに林道の痕跡がついている。笹が薄いので、藤野富士に向け歩くことに。
道は一旦、コルまで下り、続いて登り。しばらく、足元の笹薮は掻き分け容易。
だが、進むにつれ薮が厳しくなる。特に標高500mを超すと、もうこれは本格的な藪漕ぎ。その上、傾斜が急。
本日はお盆につき、標高差100mを残して、引き返しとしました。

出発8:30 林道から薮10:10 薮から林道10:40 帰着11:35
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林道から空沼岳

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