西御料川の林道跡 の記録    120708


簾舞川は豊平川の支流で簾舞地区の中央を流れ下っている。その簾舞川の支流が西御料川。
地図には西御料川に沿う林道跡が点線で載っており、本日はその偵察。

簾舞地区の奥、兜岩方面へ向かう道を、標高322m地点で右折。
最終人家を通過後、路面は悪化で、車の底に石の当たる音が何とも不愉快。
終点は広場で駐車スペース充分。その手前に簾舞川を渡る丸太2本の橋。
この橋は北電の簾舞川の水位測定のための小屋の管理用。
林道跡はここを出発して、西御料川の左岸に踏み跡状態で残っている。
潅木が伸び、針葉樹まで背丈近くに育って、放置されてからは長い。

踏み跡は草薮なら明瞭にあり、蕗をかき分け、イタドリを開いて容易に前進。
笹薮も初めのうちは、足元の刈り分けが明瞭で、両手で押し分けて進んで行ける。
そのうち、笹の勢いが強くなったり、倒木が笹を押し倒したりで薮漕ぎとなるが、酷い場所はない。
道は所々で崩壊、土砂崩れ斜面を横切る場面。沢を横切る場面など、沢登り状態になってくる。
見つけただけで砂防ダムが3箇所、最新は平成元年、地図に記述はない。
ピンクテープがペタペタと付いており、これは、河川事務所の仕事。

左岸の道は地図より80m程手前で右岸に渡る。
密集しているが見通しが利く笹薮を掻き分け進んで段丘の上へ。
上がった先、笹が無くなり林道跡はスッキリしてくる。
疎らな潅木と下草の道を進んで道路標識の残骸。
白い目印の木杭には平成二十二年度の文字で、その横には河川事務所が設置した一級基準点。

この先もしばらくは容易に歩行の林道跡、気分良く歩いていると、突然、エゾライチョウが飛び立つ。
幸運にも、思いもかけぬ程近い距離の枝先に止まって、辺りをキョロキョロ。
望遠を最大の18倍にして大きくアップ。パチパチ撮影。
本日はこれで満足、ヘルメットを持参していないこともあり、ここで引き返しとしました。

出発7:45 一級基準点9:20 帰着11:00
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