神居沢川の林道 の記録    120729


神居沢川は神威岳の南を流れ下り、定山渓の「錦トンネル」の対岸で、豊平川に注いでる。
この川に沿って付けられた林道「神居沢林道」を歩いてみました。

ゲート キンミズヒキ ヨツバヒヨドリ

百松橋を渡り、百松小屋の向かいが林道入口。
夏の盛りで、イタドリが両側から覆い被さる道を100m進んでゲート、その前に駐車可能な広場。

急斜面

ゲートから歩き出して、すぐ最近のものらしきクマの糞。
繊維質の塊が散らばっていたため、安易に馬糞と思い込み、帰路に良く見ると馬糞ではなかった。
思い込みのせいで、次々に落ちていたのに、自動車の走行音が聞こえている安心感もあり、気にせず通過。
前半の、豊平川沿いの部分に数箇所あったが、奥に進むと疎らになったため、ますます馬糞と思い込んでしまった。
気がついたのは登りの終盤、標高380mで路面に散らかされずに、そのまま残っていた塊を見たとき。
形状と量から推定するに、草の葉と茎を食べた大型成獣。

トリカブト 林道終点 枝沢

その意味ワイルドなのだが、路面、道端には外来種の雑草がはびこり、自然の中の雰囲気は無い。
特にコウリンタンポポ、ハルジオン、ムラサキツメクサ。
対して、在来種で咲いている花は疎ら、ヨツバヒヨドリ、ミズヒキ、キンミズヒキ、キツリフネ、トリカブト、ヤマブキショウマ、エゾアジサイ。
林道周囲は人工林と自然林(放置林)で囲まれ、展望が良好なのは標高360mの1ヶ所だけ。
林道終点は標高400mで地図の僅か先、枝沢の手前。蕗とハルジオンに囲まれた小さな広場。
蕗を掻き分け、先へ進んで、枝沢を確認。水量僅かで植生の勢いが優勢。
クマの事もあり、神居沢川まで降りる気にはなれませんでした。

出発8:05 林道終点9:00 帰着10:00
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