三角点「湯沢」 の記録    120624


簾舞から万計沼へのルート終盤、鞍馬越の先にある急坂道「ヒヨドリ越え」。
この坂道を登り切る直前の右にあるピークには、三角点「湯沢」がある。
今回、簾舞とは反対側、常盤からの空沼岳登山道を、一旦万計沼まで登り、 万計沼からは登山者と離れ、林道を下って三角点「湯の沢」を目指しました。

早めに登山口到着のつもりだったが、既に駐車場は満杯。100mほど手前に戻って、空き地に駐車。
後続車両は続々で、結局、駐車する車は採石場まで溢れる始末。
出会う人も多く、登りでは10人前後の登山者を追い抜き、1人のトレイルランナーに追い越され。
下りで追い抜いたのが登山者15人程度。午後から登る方との擦違いも10人前後。
先日、北海道新聞で紹介された影響を割り引いても、空沼岳は人気の高い山。

天気は晴れ、昨日の雨の影響もあり登山道は泥道・ぬかるみが次々。長靴を履いて正解だった。
景色は緑一色、春の花が終わり、エゾノレイジンソウが見られる程度。花的には端境期。
万計沼までの道は沢を渡り、尾根の坂道を登り、笹の多い林間の台地、小沼のある針葉樹林、沢筋の道から尾根道へと変化。
尾根道から万計沢川の右岸斜面に出て、道は岩、石、ぬかるみの悪路。
悪天候と雪解け水のせいか土砂崩れ跡、根こそぎの倒木で道が崩れた場所、その反面、材木を並べた気分のいい道もある。
一旦、万計沢川を渡って左岸の山中へ、この道もぬかるみが多い、なにしろ道の脇にはミズバショウ。
万計沼の手前、滝の脇道も崩壊し新しい道が付けられていた。

万計沼からは簾舞方面への林道歩き。一転開けた空間だが、人の気配は消失。カウベルを取り出しリンリンと音を発生。
林道は一旦細い尾根の上に上がる。木立の間から僅かだが札幌市内の展望。
一旦斜面を下ってから斜面トラバースの道に。
湯の沢川を通過して、やがて林道が大きくカーブ。
ここで、早めに稜線に上がろうと笹の無いところを選んで薮に突入。これが早すぎた。
笹薮を避けつつ安易にコース取りで左に流されて200m離れた尾根上の作業道跡に到着。
ここから北西に進むのだが、薮が酷かった。笹の背が高い上に倒木の折り重なり。四苦八苦の前進で通過。
50mも進んだころ尾根は下り傾斜でその向うにピークが立ち上がり。選択ミスにがっかり。
それでも、薮は普通程度、最初に突破の酷さから比べればまだましで、これは進むしかない。

コルに着いて小さく地面の出た広場がポッカリ。多分鹿の寝床。
この先、薮の小ピークを越して、さらにコル。ここにも2つ目の鹿の寝床。
目前には目指す三角点「湯沢」の急斜面。登り踏み跡が付いているがこれは鹿道。
鹿道を辿って、高みまで、その先は少々の藪漕ぎで三角点到達。
三角点付近の薮は薄く、標石はすぐに発見、目印はなく、放置されている様子でした。

駐車場所出発7:25 万計沼9:10 林道から藪9:55 三角点発見10:30 (昼食・忘れ物捜し) 万計沼13:20 駐車場所帰着14:30
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