漁岳の記録    120422


支笏湖から見ると恵庭岳の奥にある山。春:残雪期の人気が高い。

登山口となる「漁岳林道」入口そばの道路脇に駐車。先客1台。
本日の登山者は40人くらい、ツアーも2組。それに対し入口付近の路上駐車は5台。
大半の方は600m支笏湖寄りにある広い駐車スペースを利用か。
まずは残雪の林道歩き、ゲートには一般車両通行止めの掲示、夏の沢登山には不便。
路面は良く踏まれ、朝の寒気が残って、雪は固く締まり長靴歩きで大丈夫。
なお、帰りは気温が上がって雪が軟化し、埋まり気味。それでも、背負ったカンジキは装着なしで歩き通した。
天候は晴れ、薄着を心掛けたためと心地よい風で、汗はうっすら掻く程度。
川岸沿いだった道が大きな沢形でカーブ。その後坂道を登る場所となり、登りきって平坦となると林道から林間へ。
。 その林間歩きの入口に小さな案内標識の木札。最近取り付けられた。

ここから、林間斜面の登り。しっかり付いている踏み跡をたどるので、キックステップ不要。
登りきって、一旦平坦な台地。針葉樹の大木が多く混交した自然林を進み、30m程度の急斜面。
上端の雪面が裂け笹が覘いているが、危険という程ではない落差。
登りきって、再度の台地、こちらはダケカンバの大木群が目立つ。
このあたりから稜線と合流となり、東へ方向転換。大小のピークを乗り越したり、トラバースしたり。
特にピーク下の斜面は、斜度があり、樹木なく開けて展望良好。でも雪崩の危険は感じられない。
イチヤンコッペ、支笏湖、恵庭岳、オコタンペ湖などが迫力。

稜線上の尾根登りは、緩急を織り交ぜて、延々と持続。ただ、地形の変化と展望良好で飽きることはない。
本日風強く、汗はあまり掻かない。手先、足先は冷たくなる。
登り詰めて1175m峰直下、1130mのテーブル棚が本日最高の休憩場所。東側の木立のおかげで風に激しさはなく、展望もある。
1175m峰は南斜面をトラバース。踏み跡のコースは、てんでばらばらに分散で、踏み抜き要注意の場面。
コルに出て、木立が薄く、強風に晒されることに。この先は、遮るものもなく、猛烈な風圧を受ける。
それでもさらに前進。1240mまで登ったが、風圧で体を持っていかれるようなひどい状態。ここでリタイアとしました。

出発8:05 林道から林間へ9:05 稜線9:35 山頂直下コル10:40 引返し10:55 林間から林道へ12:15 帰着12:55
   漁岳の雪景色風景写真
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