雌阿寒岳・阿寒富士 の記録    120716


オンネトーキャンプ場駐車場横の登山口から登りました。

歩き出して、初めは遊歩道のような広く平坦な道。周囲はエゾマツ・トドマツの多い森林。
小さな、ひとまたぎの沢を越して急坂に丸太の階段。
登り切ると、松の根が露出の道が延々と続くことになる。
緩い斜度ではつまづき注意で、神経が休まらないが、急斜面になれば階段代りで大いに助かる。
周囲の針葉樹は高度が上がるとアカエゾマツに変化。太く、高く、まるでエゾマツ。
5合目を過ぎ、さらに上がって今度はハイマツ。こちらも太く、いつもの倍はありそう。
ハイマツ林は短く、抜けると火山礫の荒地になり、空間が開けてくる。

この先、遮るものの無く見晴らしの良い雌阿寒岳南斜面をトラバース。
右手に阿寒富士が大きく見え、足元にはメアカンキンバイ・メアカンフスマ・タルマイソウが張り付き。
植物の張り付きは所々、種類は極端に少ない。火山性ガスのせいか。
雌阿寒岳・阿寒富士のコル方向と地図にないショートカットルートの分岐を通過。
ショートカットを進んでコル方面へのルートとの合流点。このあたりから登りが急となり体力消耗の場面。
登り切ると外輪山の縁。火口と山頂が見えて、雌阿寒岳登山のクライマックス。
断崖の中腹から音を立てて噴煙蒸気が噴出し、手前火口の青沼は絵に描いたように澄んだ色。
右手には、中腹火口原の外輪山に剣ヶ峰の風景で、その先に阿寒湖と雄阿寒岳。

雌阿寒岳山頂到着して、人が少ない。たまたまのタイミングなのか、硫黄臭で長時間居られないのか。
真っすぐ下って阿寒富士とのコルへ、下のほうには人の背程度のハイマツのブッシュ。
オンネトーとの分岐点はそのブッシュに囲まれ、休憩に的した風景の場所。
阿寒富士の斜面はズルズルと崩れ落ちそうなザレ場の急傾斜をジグを切って登って行く。
見るからに、単調で時間がかかりそうだが、時折低く張り付いたメアカンフスマなどで気がまぎれる。
阿寒富士山頂到着して、こちらも人が少ない。展望は良好。なにより雌阿寒岳の姿が圧巻でした。

出発6:25 ハイマツ林抜出し8:00 下の分岐8:20 上の分岐8:35 雌阿寒岳山頂9:05 
下山9:20 上の分岐9:35 コル分岐9:40 阿寒富士山頂10:20 
下山10:50 コル分岐11:05 下の分岐11:15 ハイマツ林11:20 帰着12:20
   雌阿寒岳・阿寒富士の花と風景の写真
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