クマと遭遇(13/5/26)

場所は定山渓天狗岳東尾根コース。標高510mでコースの向きが北東から北へ曲がるところ。
細く急斜面に挟まれた尾根の終端から、一旦僅かに下って、平坦地の先、広めの斜面に取付く場所。

定山渓天狗岳東尾根ヒグマ遭遇地点

鈴の音が小さいのでホイッスルを吹くつつ歩いていたが、デジカメ撮影に気を取られ、ついついおろそか。
枝を透かして定山渓天狗岳の山頂が迫力で、枝の薄いところを探すことに気持ちが集中。
登りの斜度がなく、歩くスピードも急ぎ足だったよう。

定山渓天狗岳東尾根ヒグマ遭遇斜面

尾根を下る端に来て、向いの斜面をザーと笹を押し分ける音と、右から左へ駆ける黒い姿を目撃。
体の大きさは鹿程度、足は太く、波がうねるような独特の走り方。
音はすぐに止み、遠くに逃げ去った様子ではない。姿は見えないが立ち止まってこちらを伺っている感じ。
気を落ち着かせ、デジカメで1枚撮影してからゆっくり後ずさり、斜面の方は静かなまま。
後を振り返りつつ、ゆっくり静かを心がけての歩きをしばらく、充分遠ざかってから、笛を吹きつつ下りました。

定山渓天狗岳東尾根ヒグマ遭遇拡大

後から写真を見ると、不明瞭ながら、木の上に黒い塊が写っている。
親子クマが、沢から沢へと斜度の緩い場で尾根を乗り越す途中だった。?
こちらに気付いて一旦は逃げたものの、子グマを気使い、様子を伺っていたものと推測しました。

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