余市天狗岳の記録    110424


余市町豊丘の奥、余市ダムよりヌッチ川沿いに登りました。

余市ダムへの道は丸山方面林道分岐のところで通行止め。
昨年秋の大雨で道路損壊の復旧工事のため。
日曜日のため工事現場に人影はなく通過。ダム施設も通過して林道へ。
春の気配濃厚で、沢の水音高く、カタクリ、キクザキイチゲなどが開花。
ダムから先の林道はまだまだ雪が厚く、スキーの方々はここでスキーを履く。
あとの方はリュックにカンジキを括り付けてつぼ足。沈み込みは僅か。

途中で目立つ山は三角点「野束沢」とその北にあるピーク。
目指す余市天狗岳はそれからまだ右、林道中盤からチラチラと見えるだけ。
地図上の林道終点までは行けない。直前の沢が押し流して崩落。
その沢(多分ノッチ川源流)はそこで二股に分かれている。
2つの沢に挟まれた尾根が地図では山頂に突き上げている。
その尾根に取付くが、急斜面で苦労。本日一番の難所。
地面が大きく露出しているが、何とか雪面は繋がっている。
しばらくの辛抱で、バランスを取りつつ慎重に登高。

尾根の上に出れば、その後しばらくは、快適な尾根歩き。
天気も好転し、周囲の景色も自然林の落ち着き。
ここは、山中散策を堪能する場面。時間をかけゆっくりと歩きたい。
序々に樹木密度が薄くなり、斜度が急なところでは雪原となる場面もある。
そんな急斜面を2回ほどクリアし、標高700m緩斜面をいくいらか左手に方向転換。
ちょっと複雑な地形を越えると最後の壁にかかる。

斜度はきつくはあるがつぼ足なれば直登は効く。
周囲のダケカンバは青空に映え、後ろを振り返れば、展望が開けている。
前方には山頂部。左に黒く見えるのは珍しくハイマツの群落。どういった自然現象のイタズラなのか。
最後山頂部の登りはハイマツの横、この季節。雪が締まり、雪崩の不安はなし。
粉雪の季節で雪崩が心配なら、コースをもっと大きく左に取り、樹木の中を伝って、一旦稜線に出るべき。
頂上に上がって、展望は360度。さすがは一等三角点。
デジカメをフル活用でパノラマ写真を撮りまくりました。

出発8:40 林道終点10:05 山頂11:35 林道12:45 帰着14:00
余市天狗岳の展望と雪景色と早春の風景写真
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