シャクナゲ岳・ヴィーナスの丘の記録
110227
チセヌプリスキー場からシャクナゲ岳へ登りました。
スキー場の1回券は250円。リフトに乗るにはリュックを手持ち。
リュックの中には下り用にスキー靴。内反小趾のため、登りはビーンタイプ長靴で。
リフト終点に降り立ち、すぐにコース外へ。ダケカンバの疎林斜面を、一旦下り。
あとは僅かに登り傾斜の雪原を、チセヌプリの西の裾を目指し、延々と歩き。
天候は小雪が降ったり止んだり。風は強く、雪を巻き上げて視界不良。
直前を十数人のパーティが進み、そのラッセル跡を借用。
ルートは直接シャクナゲ方向ではなく、一旦チセヌプリの斜面を登り、沢形の谷を迂回。
谷には大きな雪庇ががあり。それを避けるためには、一旦、チセの斜面を登るしかない。
谷の頭を迂回して、チセとシャクナゲ間の吊尾根の広い雪原へ下る。
吹きさらしの雪原に強風では、目の前が白一色で、空と地面の境目の見分けがつかない。
西方向へ進み、登りにかかると、そのうちにヴィーナスの丘の岩肌がポツンと黒く見えて来る。
岩を目印に右に巻いて、丘の裏側へ回り込み。
季節風に雪が飛ばされるのか、ハイマツ・ダケカンバが所々出ている。
斜度も緩くなり足元に引っ掛かりもあり、斜面トラバースの時点で予想した程の危険はなく頂上へ。
ヴィーナスの丘とシャクナゲ間も、途中まで割合とスムーズ。
ただ、高度が上がると、斜度もきつくなってくるので、斜度的には最も緩い北側に回り込み。
こちらも季節風に雪が飛ばされ、ハイマツ・ダケカンバの枝先端が露出。
クラスト歩きが厳しく、慎重な足運びが必要だが、粒雪の溜まりがまだら状態で、雪崩の心配は不要。
東側の斜面なら一面の積雪で、本日は雪崩日和。
登り切って、頂上の狭い台地へ。足元は波状のクラスト。
足元の小さない樹氷には季節風の風上に向かって「エビの尻尾」
なお、前回1個確認した、地熱の噴気口らしき穴を、今回3ヶ所確認。
山腹で温泉が湧き出る山なら、穏やかながらも火山活動が持続、山頂の噴気も一端なのでしょう。
リフト終点出発9:25 チセの雪庇10:00 ヴィーナスの丘10:40 シャクナゲ岳山頂11:05 下山11:25 駐車場帰着12:35
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