口無沼 の記録    110526


樽前山裾野台地にあり、流入した水が火山灰に吸い込まれるため流出口のない沼。
道々から口無沼への林道の入口は開放されている。
路面整備良好で順調に沼まで。沼に面した駐車場は広い。

遊歩道のような踏み跡が湖面を一周しており、時計回りで出発。
湿地の中の道にはエゾシカの足跡。周囲の林床は背の低い湿性植物。
ミヤマエンレイソウとオオバナノエンレイソウが目立つ。
一旦、林道に出て西岸を北へ。草が生え通行量は少なそう。
水源が流れ込む谷へ入ると湿地の雰囲気。
上流から水流の流れ込みは途絶え、水源は火山灰の礫から湧き出ている。
その周囲に、鹿に踏み荒らされ黒土がむき出しの地面が露出。

本日の足元は長靴。泥に埋まることなど気にせずに東岸へ。
こちらは林道が一段高く、踏み跡はその下に、湖岸のレベルで付いている。
遊歩道の雰囲気としてはこちらが上、湿地的な草原や、苔の付着した立木など絵になる風景。
周辺の林業開発された台地に取り残された、別天地といったところ。
一周して、なるほど、流出口の無い沼です。
なお、この後、国道側を偵察で奥地へ進み、崩壊応急補修を慎重に通過。
やっと国道までたどり着いたら、ゲートは閉鎖され、元に戻る羽目に。
燃料と時間のくたびれもうけでした。

出発7:30 帰着8:20
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