カニカン岳の記録    110515


ピリカ湖に流れ込む後志利別川に沿う道々836号線を奥へ進む。
やがて舗装が切れ砂利道に変化、さらに進んで、手入れ悪く林道状態に。
ゲートに突き当たって、手前右に駐車スペース。左が登山口。

登山道は、背が高く太いチシマザサの藪を広く伐開されており、手入れ良好。
はじめはトド松人工林の中、すぐに自然林に移行。
いきなりの急斜面で、尾根に上がるまで続く。
坂の途中にはカタクリの花、札幌近郊に比べ花が一回り大きく、色も濃い。
尾根に上って、すぐに下りの道となり少々不安、また登り返し。
ここの尾根、しばらくアップダウンが続くことになる。
斜度が緩く水平的だが序々に残雪が多くなり、道が見つけにくくなる。

3合目は636mPの手前、ルートが直角に曲がるところ。
地図上の距離から思うには5合目だが、下山した後の実感は納得の設定。
この先、ルートはほとんど雪の下で、ルート取りは自由気まま気味。
773mP手前は残雪の壁、地図のルート(トラバース)から外れ、キックステップでその高みに上がり、一旦休憩。
カニカン岳が全貌を現し、絶景の鑑賞スポット。ここで登りルートを観察検討。

その先、細尾根は、稜線の笹が立ち上がり、左側斜面の雪原はやや雪庇風。
実態は厚い吹き溜まり残雪の様子。不安感なく通過。
ダケカンバ疎林の斜面に取付き、再度、キックステップの登り。
見通しが効き、天気良好。振り返ると真っ白な羊蹄が鮮やかに浮かんでいる。
登った先は900mの肩。雪解けで笹藪が露出。
左にトラバースで、足元斜面に樹木なく、ここはちょっと怖い。

900m台地に上がれば目の前、広い雪原の先に山頂部。
空間が広がり、見通し良好。ゆったり気分のアプローチ。
また小規模な斜面登りがあり、越して、頂上手前平坦地。
頂上はその平坦地に囲まれ、10m程度の高さで、南北に細長く立ち上がっている。

展望は360度。天気良好で見晴らしも良好。
ただし、道南の山はなじみがなく名前が特定出来ない。ここでやっと事前調査不足に気付く。
風は微弱、陽が照りポカポカ陽気。ゆっくりと昼食タイム。
なお、下りは急斜面の固雪につき、おおいに尻滑りが楽しめました。

出発9:50 3合目10:55 773mP11:30 900mの肩12:00 山頂12:15 下山12:45 3合目13:25 帰着14:10
展望と早春の風景写真
       市内の山歩の記録       道内の山歩の記録       報告へ
札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき
inserted by FC2 system