三国山・北海道大分水点
の記録
110925
かつての「石狩の国・十勝の国・北見の国」の3国が接したところ。
三国峠の東に大分水点と三国山が並んでいる。西にはユニ石狩岳。
なお、さらに東には「勝北峠」、北には「石北峠」、かなり離れた南に「狩勝峠」。
三国トンネルの北100mに広い駐車場。先行者は既に下山の単独者。
アスファルトの道路を歩いてトンネル出口の左脇へ。無人の山へ出発。
三国トンネルの北出口の先には防雪シェルターが延びており、その下を流れ下る沢がある。
登山路はその沢筋を遡って、右、左、あるいは両側に付いている。
水かさは足首以下で渡渉はひっきりなし。
今回は長靴履きにつき、水中ジャブジャブでも問題なし。
1320mで顕著な二股でここは右。大分水点と1462mPのコルを目指す。
右の沢に巻き道は無いに等しい、が、水流が少なく、登山道と変わらない。
大雪山の悪路なら、水流はこれよりずっと多い。
高度を上げ一旦涸れ沢に、さらに登って僅かな水流があり、その湧き口を通過すると、笹原の中の登山道。
まるで踏み跡、笹が被り見失いそうになるが、笹の背が低く、先々の見通しがきくので問題はない。
コルに上がったのだが、稜線に出て南東方面を見晴らす場所は1ヶ所。
道は何故か稜線直下西斜面をトラバースしている。
斜面にはダケカンバの大木がパラパラ。黄葉半分、その前に落葉が激しい。
1480mでニセピークの岩峰を通過。ダイモンジソウらしき草が張り付いている。
さらに高度差40mを登って、大分水点到着。立派な枝振りのダケカンバの根元に標識。
石狩川と十勝川と常呂川の流域の分界点。その意味では、北海道の中心。
大分水点から見る三国山はすっきりと立ち上がり、スタミナを消耗しそう。
歩いてみれば、障害物に気を取られ、疲労を感じる余裕の無いまますんなり到着。
狭めの広場に二等三角点、360度の大展望を独占。
下山にかかり、後続登山者が次々、今年9月の大雨であちこちの林道がズタズタになった影響か。
駐車場に戻って、札幌ナンバーは1台、あとは旭川と北見。帯広ナンバーはありませんでした。
展望風景写真
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