遠藤山・塩谷丸山の記録   101024


遠藤山は小樽市でただ1つの一等三角点の山。(国土地理院のHP)
その遠藤山の西に尾根続きで毛無山。毛無峠の山と同名だが別の山。
今回、毛無山を目指しましたが断念、塩谷丸山に登りました。

最上町の廃棄物処理場群の先、道路は非舗装となり、荒れてくる。
浅いが雨裂など入り林道と変わらないような状況で、塩谷経由の方が良かったのかと後悔。
ゲートには、塩谷丸山まで3.3kmの案内板。駐車スペースは狭く1台がやっと。
林道路面は荒れておらず歩き易い。水たまりは2ヶ所。靴を汚さずに通過可能。
周囲の紅葉は不満足。黄色はまあまあだが、赤がさえない。赤くなる前に吹き飛ばされた。

1km歩いて、右法面の上に塩谷丸山登山口。ここはパスで直進。
林道は塩谷川を辿り谷の中、標高360mで於古発山の北斜面に取付き。
このあたりから、路面の苔が目立ってくる。緑のじゅうたんの雰囲気。
車両通行量が少なく、路面が固くて草が発芽出来ない。さらに湿気が適量あることが重なった。
道の両側にはコンクリート製の側溝。途中には沢水を通すクレーチングとコンクリート路盤が多数。
この道がかつて、無線鉄塔の管理道路だったころの名残。
道は大きくジグを切りながら、標高を稼いで。展望が好転。塩谷丸山、塩谷の街などが見えて来る。

汗をかきつつ路面良好の林道を登って、ようやく遊歩道との接触点。
この先、林道と遊歩道は並行して遠藤山へ。すぐ横だが、藪のため渡り込むことは出来ない。
林道は遠藤山北斜面で斜度を上げ、高度を稼ぎ、頂上直下標高700mで、塩谷丸山への登山道と交差。
登山道は見事に伐開され、幅が広く堂々たるもの。以前の笹藪の中に頼りなげな面影はなし。
この後、山頂への登山道へ入って、直登の道へ。最後は急斜面となり遠藤山山頂でした。

遠藤山から毛無山への林道はすっかり背の高い草に覆われている。
灌木は少なく、藪も薄く、藪漕ぎとは言えない程度の荒れ具合だが、
延々と毛無山まで歩くとなると、モチベーションが持たない。
素直にあきらめて、塩谷丸山への登山道へ。こちらは快適。
人工林の中、下りの道で、見通しも効き、快適な遊歩道。
すれ違う登山者もおり、個人的には8月以来の久し振りに賑やかな登山道。

登山道としては歩き易く、時間はかかったが、やがて木々の隙間から塩谷丸山が間近に見えて来る。
最低鞍部は塩谷丸山の近くにあり、そこが最上コース分岐。
ここから、登りにかかる。すぐに林を抜け、背の高い笹原の中の道。
登るほどに笹の背が低くなり、灌木の紅葉が混ざって来る。
山頂が近づくと、最後、小規模な岩場の道。ガレ場と違い危険はなし。
斜度が緩く、灌木と草が優勢になって、見晴らしが効く中を頂上到着。
頂上は風が寒いものの、登山者で大にぎわい。天気が良く展望は360度。ここで長時間の昼食休憩。
小樽の街、春香山、手稲山、余市岳、遠藤山、羊蹄山、大黒山、余市の街、シリパ岬などくっきり。

下りは最上コース。分岐から下は自然林の緩い傾斜から始まり、やがてに人工林の中の道に。
笹が薄く見通しが効きその意味歩き易い。時折、小規模な紅葉風景が出現。
後半は人工林との自然林の境界の場面が多く、傾斜がきつくなり、ロープ場も2ヶ所。
路面は滑り易く、汗がうっすら。でも、尻もちは免れ。
林道到着でやれやれ。あとはゲートまで1kmの歩き易い林道。
帰りの入浴は小樽市入船4丁目の銭湯「南湯温泉」駐車場が利用可能でした。

出発8:15 遠藤山10:20 塩谷丸山11:50 下山12:30 帰着13:30
遠藤山と塩谷丸山のと展望と紅葉の風景写真
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