羊蹄山(真狩コース)の記録    100829

登山口はキャンプ場の奥。登山者用駐車場はキャンプ場の手前。既に30台以上が駐車。

登山道のはじめはトド松人工林の中。すぐに10m以上の急坂が出現。路面不良、足元不安定。
荒れているが、この山の後半はこんな急坂が連続して出現する。ここでもたつくようでは、登頂は無理。
すぐに、平坦なカラマツ人工林に戻って。下草が貧弱、見た目涼しいが、本日は気温高く暑い。
周囲は自然林に移行するが、まだしばらくは斜度の緩い道。
笹藪・草藪の勢いが増して暑苦しくなり、汗も多量に噴出。

延々と歩いて一合目の標識。この後、「何合目」標識は充実。長い山行のよりどころ。
一合目に続いて現れるのは「南コブ展望台」分岐標識柱。分岐の道は草被り気味。霧の日ならカッパが必要。
傾斜がだんだん上がってきて、道は斜め登りに変化。一旦大きく東に振られる。
振られた先が尾根の東斜面の中腹を登る道。
空間が開け、晴れの日なら麓から札幌方面の山並の景色が楽しめそう。
本日は霧(雲)の中に包まれ見通しはきかない。
時折、山のそばに広がる畑が薄っすら見える程度。

高度950mまで上がっていよいよ急斜面の登り。とりあえず標高1300mまで。
ジグを切っているので、さほど厳しい道ではないが、曲り角周辺は、急坂のうえに足場悪く荒れている。
植生は高山地帯のものに変化。樹木全体に背が低くなる。
この登りの途中に五合目。風がかすかに流れ、気分的には休むに好適地。
ただ、本日の暑さでは、風量は全然不満足。汗が引いてくれる気配なし。

標高1300mで一旦西へ短いトラバース。
この先が本日精神的に一番厳しい登り、標高差300m
高山性の背の低い樹木が覆いかぶさり、泥土のツルツル路面、岩石ゴロゴロ、ザレ場が次々登場。
慰めは夏の花。ヤマハハコとアキノキリンソウ、リンドウなどがパッパッと出てくる。

登り切ると大きく西へトラバース。ダケカンバ、ミヤマハンノキの中をくぐってる細い道。
その先で、空間が広がり、避難小屋が見通せるカール状地形の縁に出る。
一旦、その縁の細尾根の上に出るが、周囲は霧、多分、晴れていれば絶景の場所。
この先、カール状地形の壁をトラバースして外輪山のへ。多分一番低い場所。

外輪山から見下すお釜の展望も霧が邪魔。ここで昼食タイム。
そのうち、段々と霧が引いてくる。底が薄っすら見えてきた。
山頂へ向かう道は掘りこまれたザレ場。肩へ登ったところに石積の塚。
子供連れならここを山頂ということで下山が無難。ここから先は岩場の厳しい道。
岩を乗り越え、間を抜け、脇を回り、アップダウン。それなりに危険で緊張。
なお、この日の岩は触ると温かい。輻射熱が放散されず、体温以上に熱せられている。
無風状態に近く、標高2000m近い所に来てまで汗だく。
そのかわり、除々に霧が晴れてきて、外輪山の展望が効いてくる。

山頂到着して、予想通りの混雑ぶり。本日の山は若者が目立つ。
休憩は、お釜側の縁。こちらのほうが風が来て、おかげで、一時、汗が止まりました。

駐車場出発8:15 登山口8:25 外輪山12:05 山頂12:55  帰着 16:20

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