本倶登山の記録    100228


赤井川村と倶知安町と京極町の境界が集まるところ、倶知安町側に張り出した2等三角点の山。
かつては奥深い山でしたが樺立トンネルが出来て、札幌発日帰りが可能となりました。

トンネルの南側に除雪車両の回転場。一般車駐車禁止。先客3台。
天気予報は良好、路面は露出して乾燥。除雪車の出動は無いと見て片隅に駐車。
その向いの尾根に取り付き。
先日の暖気と降雨で雪面は固く、つぼ足可能なほど。

雪面は幅1mくらいのウェーブが縦縞模様を作っている。
強風のイタズラを暖気の雨とその直後の寒気がコーティング。
どこでも歩けて、スノーシューは直登、スキーはジグ登り、てんでにコース取り。
すぐに傾斜が緩くなり、緩斜面の登りが持続。
自然林の中、針葉樹は大木がほとんど無く、若木がパラパラで、かつての伐採のせい。
ダケカンバの大木は目立つが、細い若木があちこちに林立。林業的には放置地帯。

尾根の途中には2箇所の顕著なピーク。でも、下りでの登り返しに、さほどの困難なし。
標高792mは展望良好の尾根状ピーク。天気が好転してきて、ニセコ連峰の白い峰と羊蹄山。
その先、緩く下って台地上の樹林帯と雪原。
雪原には縦縞ウェーブのコーティングが見事な景観。
ところが、下りでここを滑走するのは大変だった。
緩斜面なのにスピードはすぐ上昇。ターンでテールが引っ掛かり転倒。スキー選択を後悔。
結果論ですが、26日の暖かい雨の影響は大、カンジキとアイゼンを背負って、つぼ足が正解。

870m尾根に上がって、木立が少なく見晴らし良好。 羊蹄山は山頂が笠雲、裾が霞に隠れ、絵になる姿でどっしりと鎮座。
尾根の最終は細く立ち上がり要注意。ただし、昨年あった雪庇は消滅。雪面は刃が効く程度に固まって、不安解消。
行く手には山頂が迫力の姿。見るからに厳しそう、崖のような稜線を先行の若者がスキーを担いで登っている。
我々は右手、南斜面の傾斜の緩そうなところのトラバースへ。
スノーシュー組はつぼ足になるも、固雪で蹴りこみは浅い。慎重に、大きく迂回で、東斜面の台地へ。
山スキーのエッジは効いており、同じく迂回コース。本日唯一の難所を突破。

東斜面に登って、広く緩やかな台地、雪面には先週のものらしきスノーモービルの跡。
本日は、北隣のピークを騒音を立てつつ走行中の数台を下から確認。幸いにもこちらに来てはいない。
展望は360度のパノラマ、余市岳、定天、建設中の発電所など確認。
遠方は霞んでおり、無意根山は隠れておりました。


出発9:05 792mP10:10 山頂11:20 下山11:40 帰着12:55

本倶登山の雪景色
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