徳舜別山・ホロホロ山の記録    100626


職場の親睦会の登山会に参加。徳舜瞥山からホロホロ山を往復しました。

徳舜瞥山登山口には全面舗装の立派な駐車場。既に満車で反対側の空地を利用。
なお、登山口の先にも駐車可能な草地はあるが、悪路につき、腹を擦る危険。
歩き始めは林道跡。石がゴロゴロで歩き難い。
涸れ沢にぶつかり、渡って山道沢沿いに登りの道。ただし、涸れ沢を歩いている人の方が多い気配。

沢が2手に分れるところから本格的な山道歩き。
自然林の中、林床風景が展開。地図にはホロホロ山自然休養林の文字。
本日、天気良好で最高気温更新の天気予報。汗がどんどん出てくる。
沢を渡り、塩ビ管から冷たい水、木製のベンチの休憩所。
その先は岩と苔の庭園風な場所で風穴あり。
冷気が流れ出し、休憩に最適な場所だと、下りに通過の時に気がついた。

斜面の登り道は登山者の靴と杖で掘り込まれ、石がゴロゴロ。沢のようになっている所も。
尾根に出て、旧道との分岐点。旧道側は厳重にロープで通せんぼ。
この後は、広い尾根上を登る道。左右にジグを切る。
高度を上げるにつれ、周囲の木の高さが除々に低くなり、笹の勢いは元気になる。
ところどころの曲り角では、部分的な展望が開け、羊蹄山から札幌の山々の展望。
「展望台」なるネーミングの場所もあり。
さらに高度が上がると、植生が高山性に変化。道幅は狭く、ミヤマハンノキ、ダケカンバの低木に囲まれた「緑のトンネル」状態。
登り詰めると、一気に展望が開け徳舜瞥山山頂です。

山頂は様相が一転、岩石の岩肌が露出、そこに高山植物が張り付いて、花壇に囲まれているよう。
アズマギク、ミヤマオダマキ、ミヤマダイコンソウ、ハクサンチドリ、ヨツバシオガマ、トカチフウロ、
展望も360度、太平洋・洞爺湖・ニセコ・羊蹄山・札幌の山・恵庭岳・樽前・白老3山。
写真撮影を済ませ、鍋、コンロの入ったリュックを置いて、空身でホロホロ山へ。
頂上直下ははガレ場の急斜面を直線的な下り。ここは慎重に。
道の周囲は高山植物のお花畑、風が通り、汗が乾き爽快。

コル部分は雪解け直後の雰囲気。まだ、残雪が1かたまり残っている。
林床にはシラネアオイ、サンカヨウ、コジマエンレイソウ。ここだけ春の花の季節。
ホロホロへの登りにかかり、ダケカンバがのたうつ低木の中の尾根の 道。こちらの登りはきつくない。
花を観賞しつつの道、最後、岩場を乗り越えて頂上でした。
山頂には1等三角点、標石が大きい。展望も良好。登山者が大勢。
東端からはカール底の沼地、湿地の散開する様子が手に取るように見て取れました。

出発9:10 旧道分岐9:55 徳舜別山10:50 ホロホロ山11:25 徳舜別山12:05 下山13:15 帰着 14:35

札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき

徳舜別山からホロホロ山
徳舜別山からホロホロ山

ホロホロ山から徳舜別山
ホロホロ山から徳舜別山

カラマツソウ
カラマツソウ

ヨツバシオガマ・トカチフウロ・アズマギク

ミヤマオダマキ
ミヤマオダマキ

シラネアオイ

ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ

ハクサンチドリ

チシマフウロ・トカチフウロ

ダケカンバ

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