神居尻山の記録    101003

道民の森入口から舗装道路を道なりに行くと突き当たりに案内所。
登山口への舗装道路はその手前100mを左折。
宿泊棟などの建物の前を通過して、まずAコース登山口。
次にBコース登山口。その100m先に駐車場とCコース登山口。
駐車場には先客4台。山中で出会ったのは4人。
下山時にバス一台「北海道歩くスキー協会」が駐車場から出て行くところ。
月形温泉で再会、聞くと、Bコース往復とのこと。

まずは斜面取付きの登り。この山やたらと階段が多い記憶だったが、普通の登山道の部分は多い。
周囲は自然林、紅葉はまだ先駆けで、ツタウルシが目立つ程度。
天候は曇り、気温は低く汗は薄っすら出て、登るには申し分ない環境。
道は尾根上に移行、斜度も除々に急になり、それにつれ階段が多くなる。
やがて神居尻山名物の延々の階段。ここはゆっくりと時間をかけるところ。
無理はしてないのだが、周囲の笹の背が高く、風を遮り、汗が出て来て背中を濡らす。

尾根登りが終了し、稜線に出ると、左右が切り落ちて、見通しが効くようになり、景色が一変。
植生は灌木、背の低い笹などに囲まれ、足元には草が増加、花の季節には期待できそう。
道は良く踏まれ、歩き易いが、ところどころに崩壊跡、道が灌木ごと一段下に落ちている。
見通しは暑寒別山地のシルエットが印象的。反対側は道民の森と青山地区。
谷は深く落ち込んで、そのむこうはCコースの尾根。
この稜線の行きつく先は、標高842mの西峰。その左に一段と高く946.7mの本峰。
風はとたんに強くなったが、寒さはそれ程感じない程度。まあまあ気分良く西峰へ。

西峰に出て、ここがBコースとの合流点、山頂広場にベンチ。見晴らしは良好。
本日は低気圧が接近で南の風強く、風当りが一気に強化。
休憩していると、丁度2人パーティが登ってくる。
挨拶をし、入れ替わりで本峰への道、こちらも切り立った稜線の上。
風当りは強く、体が押される。姿勢を低く、転ばぬよう注意して前進。
下から見上げると厳しそうな道も実際の傾斜はそれほどでもなく、階段もこまめに設置。
風さえなければ、快適な山歩道。で頂上へ。

頂上はちょっとした広場。中央に展望解説の大きな円盤と三等三角点標識。
曇り空の割には見通し良好で、樺戸山系を一望。暑寒別山地と浜益・厚田の山。
案内盤にはあるいが、さすがに、手稲山、石狩湾、大雪山はけむって判別不可能。
頂上では風当りが強いので、休憩は避難小屋まで下って、早い昼食。
頑丈な丸太小屋だが、建具廻りにガタがきており、風にあおられてバタバタ音がうるさい。
それでも、吹きさらしよりはマシで、いくらかゆっくり。

避難小屋まで下ったので、強風の中を登り返す気にはなれず、帰りはAコースを選択。
このコース、稜線歩き・尾根歩きが長く、展望は良し。見える景色も良し。
ピンネシリを背景に笹原の中の灌木の黄葉が見事。
ダケカンバの白い幹と枝も絵になる。
ただ、下り道で延々のアップダウンは精神的疲労が貯まる。
コース選択はAコースからBコースがよさそう。

尾根から斜面に下ってすぐに遊歩道との分岐。
左右どちらを下ってもよさそうだが、掲示板の地図を見ると、左にはショーカットの道がある。
で、左を選択、この道には登り返しがあり、選択ミスかと一瞬後悔。
その上、ショートカットの道は2本とも通行止め。
ただし、林を透かして、橋の欄干が白く見え、道路はすぐ。
藪をかき分け、下のショートカットの道へ入り込み。
入ってしまうと、藪は薄く、足元には階段の跡。順調に辿った。が、最後、僅かのところで、道を見失い。
面倒なりと強行突破したが、降りてみると。正規出口から10m外れ。次回はここを登れば近道です。

駐車場出発8:20 稜線9:30 山頂10:20 避難小屋10:30 ピンネシリ分岐11:05  林道に接道12:20 遊歩道分岐12:45 駐車場帰着13:25

神居尻山の展望写真
札幌山歩 市内の山歩 道内の山歩 百山歩地図 札幌みちあるき

inserted by FC2 system