二ツ森の記録    09 01 12


山の名前には「山・岳」が付くことが多い。他に「富士・峰・嶺・ヌプリ」なども。
ところが、希に「浜益御殿」など山らしくない名前の山が。
そういった希少価値の山、「二ツ森」を目指し、土木川の林道を遡りました。
土木川は赤井川村と仁木町の境界の川で林道は赤井川村側についている。
目指す「二ツ森」は仁木町と倶知安町の境界の山。三角点は仁木町側に。

車の進入は除雪区間の最終人家まで、地図では二本線の表示。
そこから一本線の林道を歩きます。ゲートは送電線の真下にあり、ほぼ雪の下支柱の頭だけポツン。
本日は登山靴に山スキー、積雪は麓1m〜尾根2mくらい、表層は粉雪で軽く、下層は圧密気味で沈下抑制。
ラッセルは膝下。スキー先端沈下は5〜10cm。それほどきつくはない。
きついのは陽射し。真正面から容赦なく、サングラスをかけているのに涙が出てきます。
下を向いたり、薄目にしたり、それでも目の痛みの後遺症発生。
その代り雪と空と影の素晴らしい被写体が出現。デジカメで挑戦。

延々歩いて、土木川の林道の最深部に到着。林道は川を渡って尾根斜面を登っています。
この尾根は林道歩きの際、真正面に見えていたニセピーク。
登って、折り返し付近は崖の上。土木川の谷の広がり展望が良し。
谷の先には赤井川カルデラ盆地外輪山。大黒山が堂々と目立つ。
折り返して、しばらく進んだところから林間斜面に取り付きました。
斜面に入って、スキーの長さが登坂の邪魔で四苦八苦。
スノーシューのMさんがラッセルも、今度は後ずさりしてついていけない。
林間深雪急斜面ではスノーシューが有利を実感。
ここの急斜面で大幅にタイムロス。みなさん疲労困憊。
再挑戦の機会があっても、もうこの斜面はこりごり。別ルートです。

やっとのことで、尾根上に。この先「二つ森」が透かして見えるところまで進んで昼食。
地図では丁度576m地点。天気良好、風も上空通過で当たらない場所。
環境が良すぎて、ちょっと長居で、寒さが発生。本日ここで下山。
下山では、シールはそのまま、登山靴でのスキー操作。林間急斜面では思うようにいかず参った。
はるか昔、高校生まではエッジなし単板スキーにゴム製スキー靴で滑っていたのですが。
勘が戻ることはもうないのでしょうか。


出発8:50 林道ゲート9:10 土木川の林道から尾根の林道10:45  林道から林間斜面11:10 尾根上576m地点昼食12:35  下山開始12:55 林間斜面から林道13:25 尾根から土木川13:40 林道ゲート14:30 帰着14:40
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