地図は森林管理署の HP | にあります。 |
本日の予定はオロフレ峠からカルルス岳。ところがタイミング悪く寒波来襲。
道中の気候は水たまりの結氷が目立つ程度の穏やかさで、取りあえす現地へ。
穏やかさは低地だけ、高度を上げ、カルルス温泉近辺からは雪景色。
峠に上がると積雪は5cm未満も、風強く地吹雪状態。稜線歩きはとても無理。
代替案のポロト湖自然休養林へ。こちらは一転して穏やか。
国道36号線から白老の旧国道、「コープさっぽろ」と「サンキ」の間の道を左折。
観光施設とポロト温泉の前を通過して湖岸道路手前の駐車場。ここから出発。
湖岸道路は歩道が縁石で分離され歩行者保護。通過車両は僅か。
落葉が降り積もった道を踏みしめ、残り僅かの紅葉と枯枝を透かしての湖面風景を堪能。
すぐに、インフォメーションセンター到着。ログハウスに豪華トイレとカナディアンカヌー。
現在冬期閉鎖中。張り紙ではカヌー90分で2100円自転車1500円。
湖岸の道を進んで、葦原から湿原の横の道。自動車の音が聞こえてくる。
音の発生源は高速道路。湖岸道路はその下をくぐる。
高速道路脇には昨年設置したばかりの立派な丸太の歩道橋。
右岸と左岸を結び、湿地のミズバショウを楽しめる仕掛け。
その先、空間が開けて、キャンプ場と管理事務所。遊歩道の地図をゲット。
まずは、キャンプ場の横から「望岳台」へ。遊歩道ながら、アップダウンとトラバースで山道の雰囲気。
広葉樹はほとんど葉を落とし、頑張っているのはモミジとカエデ。黄と赤が時折の日差しに映える。
もうひとつ目立ったのはムラサキシキブ。野生のものは珍しい。今日はここに来て良かった。
望岳台到着、樽前山は雲に隠れ、展望はゴルフ場施設が目立つ状況。こちらは残念。
望岳台の先「もみじ平」へ向かう道は尾根上に細く。木の根が露出するなど山道的な区間もあり。
ここの主役はナラ・カシワの大木。伐採を免れ堂々と。それを縫って落葉の道。
その道も、下りにかかるとトドマツ人工林の中。谷底へ。
谷底には丸太の歩道橋の階段。降りたところに源頭の湧水。
そうとは知らずに通過して「もみじ平」へ。ちょっとした広場にベンチとトイレ。ここで昼食タイム。
「もみじ平」から帰路は白老林道。右は人工林。左は蛇行する川岸の湿地。
左右ともに林床が見通せる状況ながら、風景に大差。針葉樹の下の笹藪では愛想なし。
川の周囲は湿地。疎林を透かして小川が蛇行の風景は趣き良好。春に再訪したいところ。
3kmほど歩いてキャンプ場が近づくあたり、林道と川岸が接近。清流を覗き込み。
キャンプ場からは湖北岸の歩行者・自転車専用舗装道路で「カムイ入口」へ。
歩く右手は湖上流の湿地風景。春にはミズバショウが乱舞するもよう。
足元には栗のイガが散乱、この谷にはクリの木が多い。蝦夷時代に植えたのではと推察。
同行の方が行く先の道端に動く小動物を発見。一心に地面を掘り返している。
どうもタヌキらしい。野生の狸とはこれが初めての出会い。
湖面の横まで出て、はるか湖面中央に白鳥がポツンと一羽。
湿地側を飛び回っている白い鳥が数羽、シロサギでしょう。
遊歩道の終りはアイヌ民族博物館の金網に沿う道。かすかに民族舞踊の歌声。
敷地内にはチセ、丸木船、アイヌ犬、ヒグマの檻。入場料700円でパス。
大型バス駐車場の横の道路を歩いて車まで戻りました。
湖畔にあるポロト温泉は源泉かけ流し。400円。モール泉で黒く熱いお湯。
湯量は豊富なようでカラン、シャワーも温泉使用。露天風呂が無いのが残念でした。