ポロト湖自然休養林の記録    091103

地図は森林管理署の HP にあります。

本日の予定はオロフレ峠からカルルス岳。ところがタイミング悪く寒波来襲。
道中の気候は水たまりの結氷が目立つ程度の穏やかさで、取りあえす現地へ。
穏やかさは低地だけ、高度を上げ、カルルス温泉近辺からは雪景色。
峠に上がると積雪は5cm未満も、風強く地吹雪状態。稜線歩きはとても無理。
代替案のポロト湖自然休養林へ。こちらは一転して穏やか。

国道36号線から白老の旧国道、「コープさっぽろ」と「サンキ」の間の道を左折。
観光施設とポロト温泉の前を通過して湖岸道路手前の駐車場。ここから出発。
湖岸道路は歩道が縁石で分離され歩行者保護。通過車両は僅か。
落葉が降り積もった道を踏みしめ、残り僅かの紅葉と枯枝を透かしての湖面風景を堪能。
すぐに、インフォメーションセンター到着。ログハウスに豪華トイレとカナディアンカヌー。
現在冬期閉鎖中。張り紙ではカヌー90分で2100円自転車1500円。

湖岸の道を進んで、葦原から湿原の横の道。自動車の音が聞こえてくる。
音の発生源は高速道路。湖岸道路はその下をくぐる。
高速道路脇には昨年設置したばかりの立派な丸太の歩道橋。
右岸と左岸を結び、湿地のミズバショウを楽しめる仕掛け。
その先、空間が開けて、キャンプ場と管理事務所。遊歩道の地図をゲット。

まずは、キャンプ場の横から「望岳台」へ。遊歩道ながら、アップダウンとトラバースで山道の雰囲気。
広葉樹はほとんど葉を落とし、頑張っているのはモミジとカエデ。黄と赤が時折の日差しに映える。
もうひとつ目立ったのはムラサキシキブ。野生のものは珍しい。今日はここに来て良かった。
望岳台到着、樽前山は雲に隠れ、展望はゴルフ場施設が目立つ状況。こちらは残念。

望岳台の先「もみじ平」へ向かう道は尾根上に細く。木の根が露出するなど山道的な区間もあり。
ここの主役はナラ・カシワの大木。伐採を免れ堂々と。それを縫って落葉の道。
その道も、下りにかかるとトドマツ人工林の中。谷底へ。
谷底には丸太の歩道橋の階段。降りたところに源頭の湧水。
そうとは知らずに通過して「もみじ平」へ。ちょっとした広場にベンチとトイレ。ここで昼食タイム。

「もみじ平」から帰路は白老林道。右は人工林。左は蛇行する川岸の湿地。
左右ともに林床が見通せる状況ながら、風景に大差。針葉樹の下の笹藪では愛想なし。
川の周囲は湿地。疎林を透かして小川が蛇行の風景は趣き良好。春に再訪したいところ。
3kmほど歩いてキャンプ場が近づくあたり、林道と川岸が接近。清流を覗き込み。

キャンプ場からは湖北岸の歩行者・自転車専用舗装道路で「カムイ入口」へ。
歩く右手は湖上流の湿地風景。春にはミズバショウが乱舞するもよう。
足元には栗のイガが散乱、この谷にはクリの木が多い。蝦夷時代に植えたのではと推察。
同行の方が行く先の道端に動く小動物を発見。一心に地面を掘り返している。
どうもタヌキらしい。野生の狸とはこれが初めての出会い。
湖面の横まで出て、はるか湖面中央に白鳥がポツンと一羽。
湿地側を飛び回っている白い鳥が数羽、シロサギでしょう。

遊歩道の終りはアイヌ民族博物館の金網に沿う道。かすかに民族舞踊の歌声。
敷地内にはチセ、丸木船、アイヌ犬、ヒグマの檻。入場料700円でパス。
大型バス駐車場の横の道路を歩いて車まで戻りました。
湖畔にあるポロト温泉は源泉かけ流し。400円。モール泉で黒く熱いお湯。
湯量は豊富なようでカラン、シャワーも温泉使用。露天風呂が無いのが残念でした。


出発10:15 キャンプ場10:50 望岳台11:20 もみじ平12:00 キャンプ場13:00  帰着14:10
市内の山歩の記録       道内の山歩の記録        札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間        札幌百山歩
ポロト湿原とウツナイ川の写真


札幌山歩(さっぽろさんぽ)ゆったり山歩で自然と仲間        札幌百山歩 inserted by FC2 system