様似山道の記録    09 05 23


江戸時代より使われていた山道。現在、様似町がフットパスとして売出中。
当初、横山中岳の予定があいにくの雨模様、急斜面直登の登山道は転倒多発だろうとあきらめてこちらへ。

まずは幌満橋の下をくぐって、河原へ。幌満川は雨で増水気味ながら歩ける。幌満ダムの威力か。
ルートはすぐに枝沢に入り込み。
この部分、始めは階段などあるが、道の痕跡は無く、ゴロゴロとした沢の岩石の上を歩くことに。
水量は少ないが、防水の効かないスニーカーでは濡れること必至。観光客向きの道ではない。

斜面に花はなく、土がむき出しで荒れた感じ。だが、登るにつれ緑豊かに変化。
谷が広がり、山道が現われるころには、オオサクラソウの咲き遅れが数株。
やがて安定した山道跡。このへんから、いにしえの旅人に思いを馳せる風景の中に。
足元には花の終わったオオサクラソウの群落。名残で遅咲きの株がポツリポツリ。
電柱の残骸もあり、コールタールが塗られた電話用のもの。碍子に電々マーク。

やがて、下りにかかって、ルエランベツの沢。道は崩れ去って土が露出の斜面。ロープあり。
水量は防水の靴なら問題なし。防水なければ雑巾必要。
尾根に上がって、フカフカ落ち葉を踏みしめ原田宿跡へ。ここで昼食。
大きな説明看板には旧淡路藩士原田安太郎の文字。

この先、しばらく進んでから尾根の下り、すぐに山中集落への分岐。地図の分岐のずっと手前。
右手へ下ってオイオイ沢へ。こちらの水量のほうがやや多い。
でも、二股の上流で2回に分けた渡渉。ロープはなし。
斜面を上がって、山道跡に。ここで本日の特別サービス。ぬかるみの道の脇にクリンソウが数株。
ピンポイントでこの地点だけ。ただ、花は蕾状態でこれから。

この後は順調に歩いて、山道はいきなり舗装の直線道路になります。
すぐに、民有林道冬島線とのT字路。川の脇を下って冬島線入口の集落。本日の山道歩きはここで終了。
車回送を待つ間、汗が冷えぬようコトニまで国道歩き。
足元には斜面から流れ落ちた水がコンクリートの上で水流。この中、驚いたことにオタマジャクシが過密状態で生息。
車に乗ったのはコトニの集落。ここで浦河のSさんとお別れ。様似の生協へ買出しに。
宿泊はアポイ山麓キャンプ場バンガロー3棟。食事は雨が落ちてきそうで炊事場の中。
鉄板焼きはガスバーナー3台同時加熱。火力強力につきどんどん焼けました。


幌満橋の脇出発10:50 原田宿12:20 民有林道冬島線入口13:50 コトニ14:10
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