ピンネシリ(樺戸)の記録    090913

当初予定は天人峡。でも天気予報は雨。
ネットで降雨分布予想を見ると、道南、後志、上川はダメ、道北は○、空知がエアポケット。
ということでピンネシリへ。レーダー管理道路を登りました。

新十津川のふるさと公園「グリーンパークしんとつかわ」で道を尋ねると、案内図を取り出してくれ、これには感謝。
「そっち岳スキー場」の前を通過。すぐの二股を左。ここから砂利道の林道。
林道走行は随分と距離あり、やっと正規登山口。100m先に駐車場で案内の大看板。ここは通過。
林道終点にはいかにも頑丈なゲート。手前に駐車スペース若干。先客1台は多分釣人。
ゲート横には管理道路法面崩壊箇所復旧工事の看板。登ってみると道路脇に重機があちこち。

ゲートから先は全面舗装。道路管理が開発局のためでしょう。
まずは尾根の南斜面を大きくジグザグ登り。
道端の花は夏から秋の花が多彩に競演。特に山全体で目立ったのはヨツバヒヨドリ。
ほかにノコンギク、エゾゴマナ、ネジバナ、アキノキリンソウ、クサフジ、ハナニガナなど。
外来種もルドベキア、ハルジオン、オオアワダチソウなどあちこちはびこり。
尾根上に上がったところで登山道と交差。
工事車両のための「登山者注意」の看板のおかげで、見逃し易い登山道入り口が明確。

交差の後は北斜面トラバースの緩くて長い登り車道。待根山直下の谷へうねうねと一直線。
谷をカーブして登りが急になり、ピンネシリの北斜面へ向かう道。
斜面自体の斜度も急なため、展望が開けて、空知平野と美唄砂川の山地。
曇空ながら、うっすらと夕張山系。大雪山系は雲の中。
花も種類が増えエゾアジサイ、エゾミソハギ、フキユキノシタ、クガイソウ、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウなど。
自信のないところで、チシママンテマ、ヤマノコギリソウらしき花。紅葉のさきがけもちらほら。
ここで、おおがかりな道路工事現場。
法面部分は本格的に掘り返しているが、半分は鉄板でしっかり養生。
高圧ケーブルと通信・制御ケーブルが埋設してあれば当然の処置。

北側斜面に回り込んで、大きくジグザグ登り。 周囲の木々は背の低いミヤマハンノキ、ダケカンバなどに変化。
展望が利き、神居尻は迫力。その向こうに暑寒別の山々。
傾斜の強い舗装道路を登りレーダー施設が見えて来て、エンジン音に排気ガスの臭い。工事の影響か自家発電機が作動している。
フェンス手前の細い道を辿って無人の頂上へ。
風は冷たく、曇り空ながら、360度の展望。樺戸山地の全貌、石狩湾のカーブ、空知平野は田畑のパッチワーク。暑寒別の山並がくっきり。
遠方の山も雲の中から顔を出しそれなりの展望。札幌の山並、薄く夕張山系も確認できました。


出発9:10 登山道分岐9:35  山頂11:15 下山11:50 分岐13:15 帰着13:35
札幌山歩(さっぽろさんぽ)ゆったり山歩で自然と仲間        札幌百山歩

フキユキノシタ

ヨツバヒヨドリ

エゾミソハギとエゾアジサイ

ヤマノコギリソウ?

ヨツバヒヨドリとアキノキリンソウとクガイソウ

ナガボノシロワレモコウとクサフジ

ネジバナとエゾタツナミソウ?とチシママンテマ?

ヤマハハコとハナニガナとノコンギク

エゾゴマナとキンミズヒキ


ミゾホオズキとエゾオヤマリンドウ

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