富良野岳ジャイアント尾根の記録    09 02 08


「バーデンかみふらの」の三叉路から麓方向へ少し下ってヌッカクシ富良野川河原へ。
ヌッカクシ富良野川の渡渉は3歩。靴底を濡らす程度。
広い河原を遡って、三峰山沢の谷へ。先導はNさん。
北尾根東斜面に取り付き。急斜面で藪が濃い。登りも下りも難所。
尾根に上って、斜度は緩くなるが深雪。でも同行の方々はどんどんラッセル。
こちらは、最後尾からも離され、ついていくのがやっと。
今日のことも考えず、夜遅くまで腰を据えて飲んだ結果。
朝の水分補給も不十分。立ち止まっては、雪をすくって口の中へ。

ルートは尾根の西斜面に回り込みトラバース。ベベルイ川の右岸へ徐々に接近。
雪に埋もれた川を渡ってジャイアント尾根東斜面に取り付き。
ここも急斜面。藪が薄く手がかりがない。
永年愛用したシールは底面が磨り減って、ストックだけでは支えられずズルズル後退。
止むを得ず、片足をつぼ足に。スキーを引きずって、何とか尾根上へ。

ここからは極楽尾根歩き。エゾ松トド松ダケカンバの大木が見事。
ただし、先行の仲間にはなかなか追いつけない。前方に見え隠れを、余裕なく追いかけつつ高度を上げる。
斜面は段々と角度が急に、尾根は細く、植生は高山の様相に。
樹木の背が低くなったころボーダー中心のパーティに追いつかれ。
さらに樹林限界近く、樹木が人間の背程度のところになる頃、クラスト面に乗る粉雪が薄く。スキーの横滑り発生。
Oさんが夕方に用事有りで、ここが折り返し地点。標高1420m。やれやれで「ホッ」。

身支度完了で、下りにかかるころ、後続のパーティが続々。尾根は驚くような混雑ぶり。
さらにこの上へ登る組もいたようですがほとんどがここで下る様子でした。


出発8:50 沢通過9:30 折返し点10:45

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