小鉾岳の記録    08 11 02 


道々を桜野温泉からさらに奥へ4km程度、最初の支流(沢は何本か通過)を渡ってすぐの林道を右。
その林道も少し進んで、すぐにとど松林の中へ左折。牧草地から尾根に取り付いた所が駐車場。
この登山道は登山口からすぐ急坂、あとは尾根上をひたすら直登の山道です。

落葉が積もり、人があまり入らなかった証拠。本日も山中は我々だけ。
落葉の下は土がぬるぬる、急斜面で油断するとずり落ちる。木の根などに掴まり全身運動。
実際、下りでは尻餅を2回。ジャージには泥がこびりつき。でした。

標高500mくらいまでは特に角度が急で大変。
角度が緩くなると今度は尾根幅が狭く。両脇とも急傾斜。ただ樹木が生い茂って恐怖感はなし。
尾根の傾斜には緩急があり、行く先の見通しが効くだけに、登って行くとニセピークが次々現われる感じ。
詰め切って、目前に頂上ピーク群。左側が切れ落ち、恐ろしげ。
その切れ落ちの横の急斜面に頂上直下の登山路。恐怖を感じつつ、慎重に3点確保の登り。

登り切ると頂上広場。展望は良好。
北正面は途中から目立っていた砂蘭部岳。南は納内岳・乙部岳。野田追岳は同定できず。雄鉾岳は頭だけチラリ。
この先の岩峰群に向かって踏み跡が下ってはいるが、そんな危険な場所に行く気はなし。
遅めの昼食の後は早々に下りました。

温泉は桜野温泉「熊嶺荘」カラン3個にしては、内風呂、露天風呂共に広い。
しかも、露天風呂からは野田追川の展望。湯船の縁には湯の華が硬くへばり付き。
これは本物の温泉宿。ひどく得をした気分になりました。


出発10:55 山頂12:20 下山12:40 帰着13:45
[大千軒岳から小鉾岳に行き先変更]
朝6時千軒の登山者休憩所を出発する時の雨は小康状態。大千軒岳登山口へ出発。
国道を右折して奥二股方面舗装道路へ。人里が切れるにつれ砂利道に。
テレビ中継基地との分岐あたりからは林道。奥まる程に険しく。少々スリル有。
雨足が段々と強くなってきた頃、登山口到着。大型ジープ1台テント1張。

メンバーの一人がこちらに近づいてきて、車両故障とのこと。携帯は使えない山奥。
雨の強さが背中を押して、大千軒岳はあきらめましょうと、その方を乗せて千軒市街へ。
でも千軒では埒が明かずに福島中心部へ。
車の外は、前日の天気予報からは想像できない嵐で雷が連発。山をあきらめたのは正解と納得。
福島の修理工場も部品はなく、木古内のディーラーへ。ここでやっと解決。
ここでお別れをして、札幌方面へ車を走らせていると、天気は回復傾向。雲の切れ間から青空までちらほら。
急遽夏山ガイドのページをめくり、途中にある短時間の山、小鉾岳へ行き先変更でした。


山を歩こう           道内の山歩

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