落葉が積もり、人があまり入らなかった証拠。本日も山中は我々だけ。
落葉の下は土がぬるぬる、急斜面で油断するとずり落ちる。木の根などに掴まり全身運動。
実際、下りでは尻餅を2回。ジャージには泥がこびりつき。でした。
標高500mくらいまでは特に角度が急で大変。
角度が緩くなると今度は尾根幅が狭く。両脇とも急傾斜。ただ樹木が生い茂って恐怖感はなし。
尾根の傾斜には緩急があり、行く先の見通しが効くだけに、登って行くとニセピークが次々現われる感じ。
詰め切って、目前に頂上ピーク群。左側が切れ落ち、恐ろしげ。
その切れ落ちの横の急斜面に頂上直下の登山路。恐怖を感じつつ、慎重に3点確保の登り。
登り切ると頂上広場。展望は良好。
北正面は途中から目立っていた砂蘭部岳。南は納内岳・乙部岳。野田追岳は同定できず。雄鉾岳は頭だけチラリ。
この先の岩峰群に向かって踏み跡が下ってはいるが、そんな危険な場所に行く気はなし。
遅めの昼食の後は早々に下りました。
温泉は桜野温泉「熊嶺荘」カラン3個にしては、内風呂、露天風呂共に広い。
しかも、露天風呂からは野田追川の展望。湯船の縁には湯の華が硬くへばり付き。
これは本物の温泉宿。ひどく得をした気分になりました。
メンバーの一人がこちらに近づいてきて、車両故障とのこと。携帯は使えない山奥。
雨の強さが背中を押して、大千軒岳はあきらめましょうと、その方を乗せて千軒市街へ。
でも千軒では埒が明かずに福島中心部へ。
車の外は、前日の天気予報からは想像できない嵐で雷が連発。山をあきらめたのは正解と納得。
福島の修理工場も部品はなく、木古内のディーラーへ。ここでやっと解決。
ここでお別れをして、札幌方面へ車を走らせていると、天気は回復傾向。雲の切れ間から青空までちらほら。
急遽夏山ガイドのページをめくり、途中にある短時間の山、小鉾岳へ行き先変更でした。