剣山の記録    08 09 28  


当初予定は天人峡から小化雲公園。 ところが天気予報は西高東低の気圧配置と寒気団の襲来。
旭川の天気予報は雨。作日来の降雨。多分山上は雪景色だろうと判断。
急遽の行き先変更で、天気予報良好な十勝地方清水町の剣山へ。

高速を使って夕張まで順調。でも一般道に下りた途端、自衛隊の部隊移動にぶつかった。
自衛隊とのつきあいは福山まで、チェーン装着駐車場に部隊集結中、やれやれ。
もうひとつ、山中走行中、鹿の交通事故死体。ただ対向車線でスムーズに通過。
なお、別の場所の道路脇で親子、こちらは平和。帰路にも土手に立つ雄と木陰に雌。
冬を前に、エゾシカが山から下りてきている模様。

剣山神社到着。その手前の神社(新興宗教らしい)では旗が林立してお祭りのよう。
駐車場には車が20台、十勝地方好天気で、みなさん考えることは同じ。
まずは本殿に参拝。さらに、お山方向にある小さめの祠にも手を合わせ出発。

登り始めは参拝の道。両脇に石仏。千手観音、弥勒菩薩、不動明王らしき姿。
さらに小さな石碑に上人の絵。弘法大師なのか。山岳信仰は神仏混交?。
石仏が途切れるころ林間を透けて剣山の斜面が見えてくる。

アオダモ トリカブト マムシグサ 斜面

この斜面に取り付いてからは延々のきつい登り。
でも道の整備状況は良好。初心者にもやさしい道。信仰の山ならでは。
徐々に岩石が路面に目立ち、ロープなども。

石路面 ロープ 岩と根

やがて、一の森。広場に大山神の石碑。鳥取大山から分祀か?。
広場には分岐の別れ道があり、これを辿ると行き先は岩場、梯子を登り十勝平野の大展望。
続いて二の森、こちらも同様に分岐の踏み跡で、突き当たりの岩場に小さな祠。
梯子なく岩場の上に出れないので展望は狭い。日勝峠から東大雪・阿寒山地。。
三の森には分岐がなく、すぐ脇が展望岩場。ただし、ロープが張られ。近づくな。
母の胎内の標識も。ここをくぐれば、生まれ変われる?。試したのは2人。

奇岩 一枚岩 胎内

二の森あたりから道は稜線上の岩の脇を次々と通過。岩を巻き、下り登りを繰り返し。
特に大きな一枚岩が圧巻。10m以上はありそう。
ところで、わざと岩の周囲を巻いては巡る道のつけ方は信仰・修行に関係あるのでしょうか?。
頂上へ最後の登りの前に林間のコル。一般登山道的で落ち着ける場所。昼食は下りてからここで。
新嵐山荘方面から剣山を見上げてわかったことですが、ここまで岩峰2つを通過していた。

頂上岩 ハシゴ 御札

最後の登り、ロープ、梯子の連続。杖は途中で置く羽目になります。
高所恐怖症の方は荷物も置いて行ったほうが利口。スリル大好き人間は、どうぞ岩峰上でおにぎりを食べてください。
ロープ、梯子を詰めて、最後の鎖付梯子を上がった先が恐怖の岩場。
修行には向いているのでしょうが、こういうセッティングは賛成しかねます。
もう少し安全な場所に頂上標識を設置して。そこで勘弁願いたい。
一応全員が岩峰に上がりましたが、その一段上の二等三角点にタッチしたのは半数でした。

帰りの温泉は国民宿舎新嵐山荘。260円。カランが6個のこじんまりとした浴場。
運よく到着が送迎バス発車と入れ違いで、空いており、塩素臭もなく快適。
回り道で時間・燃料のロスですが、こちらまで回ると剣山が理解できます。


集合6:00 清水IC8:30 神社駐車場出発9:10 一の森10:35 剣山頂上11:55 (昼食休憩)下山開始12:40 一の森13:35 神社駐車場帰着14:40 新嵐山荘出発16:20 札幌南IC19:00

山を歩こう           道内の山歩

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