恵庭岳の記録    08 08 31


体調が思わしくなく、単独山歩の気楽さから、運転の途中で予定変更、恵庭岳へハンドルを切りました。
駐車場に車は8台、この後も数台。山中の人数は30人近く。10人規模のパーティも。
この近辺では樽前に次ぐ人気コース。
まずは林道跡から涸れ沢を横切り、草地を抜けて、登山口へ。
道端は夏の花、ハンゴンソウ、アキノキリンソウ、ヨツバヒヨドリ、ヤマハハコ、ミズヒキ、ミミコウモリ、ノリウツギ。

登山口は函の涸れた後の風情で岩壁と苔が、涼しげな場所。
すぐに、人工林伐採跡の広い谷、丸木がころがり、潅木・高草が繁茂。
路面は細い涸れ沢状に石がゴロゴロ、両側から藪が迫り、陽射しが直撃で我慢の歩き。
緩斜面の人工林に入って、ちょっと一息。林床では葉だけになったツバメオモトが目につきます。
この先、伐採跡は2箇所、木陰の道に比べると、爽快感は激減。
なお、本日は晴天ながら、気温的には穏やか、支笏湖は湖面に霧が湧いて、視覚的にも暑さを緩和。
そうはいっても背中は大汗、虫の飛び方が少ないのを幸いに腕をまくっての山行です。

緩斜面の道の行き着く先は急斜面の壁、道はジグザグ状で登っています。
普通に山道らしい木陰の山道で、植物からの湿気が感じられ、一息つきつつの登り。
壁の上には四合目の標識。これから先は、左右がゆるい尾根形を直登の道。斜度はそれなり。
痩せ尾根もありますが木立の中なので気分良好。
足元は登山靴が崩し広げた石や土砂が露出。
この状態、しばらく続くので周囲の植生を観察しつつの登り。

分岐点到着。登り専用の道が正面。下り専用の道が右手。かなり先で合流。
道はロープの連続で、途中交差が困難なための一方通行。交通ルールは守りましょう。
ロープの急斜面を登りきった先は、火口の縁、岩場の上が第一展望台。
さっそくパノラマ撮影。漁・札幌・狭薄・空沼・イチャンコッペ・紋別・モラップ・キモンモラップ・不風死。

第一展望台はまだ七合目。さらに火口の縁の登り。
縁といっても、火口から少々下がって、林間。
大部分が土の歩き易い路面。枝を透かした景色。気持ちのいい山道。
時折、岩石の乗越しあり。硫黄の匂いも出てきて活火山の実感。
思ったよりは距離、高度差。8合目標識通過も、まだまだ、やっと第二展望台へ。
第二展望台はちょっとした広場。ここから先は通行禁止。
展望については、火口方向は良好。第一展望で隠れていた尻別岳・羊蹄山も火口壁越しに遠望可能に。
裏側は林間。木の枝を透かしてオコタンペ湖など見える程度。
山頂まで行けなくとも、第二展望台到着で気分晴ればれ。満足のいく登山です。

本日も駒岡保養センター。400円。脱衣場は混雑。浴槽は余裕。洗い場は5〜8分の入り。
やはり脱衣場面積が極端に過小。ここの弱点はそれなんです。


駐車場出発7:45 登山口8:00 四合目(壁の上)8:30 七合目(第一展望台)9:40 第二展望台10:10 第一展望台10:50 登山口12:00 駐車場帰着12:10

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