コイカクシュサツナイ岳の記録2    08 06 29 

[29日コイカクからの下り]
2時くらいに目が覚め、あとはうつらうつら、雨がポツポツ、デジカメの写真など確認。
3時を過ぎ、かすかに光を感じて、おや。
時間を置いて遠くで雷鳴。
「えっ。」と外を覗いてみると薄明かりで上空の雲は薄く少量。
日高海岸方面を眺めていると、横に走る雷光。
遥か彼方のため細く短い。ツマヨウジ程度。時間を置いて遠い雷鳴
段々雨脚が強く。やがて3発目、だんだん近づき4発目。
最後、5発目は光った直後に轟音。半径1km以内、多分稜線のどこかに落ちた。
今回の山行で最高の恐怖の瞬間でした。

やがて、雨は止み、風だけは強く。明るくなって、単独者が1839に向け通過。
昨夜は夏尾根頭にツェルトで1泊、風が強く、お湯を沸かすにも苦労したとか。
この日の午後、十勝は雨模様、山上に一人で難儀したのでは。
お隣さんが撤収作業を開始。
こちらは朝食、昨夜に続き、もちラーメン。出発したのは1時間くらい後。

夏尾根頭までの稜線、ハイマツの道。1晩経過して、回復傾向の足に容赦なく枝が当たり痛い。
いよいよ、夏尾根、上から見ると恐怖。でも一歩ずつ下るしかない。
岩場も対策に頭を悩ましていた割にはすんなり通過。
あとは、無風と好天で暑さが辛い。
はるか下の谷は霧で埋まっており、あそこまで下りれば涼しくなる。
荷物は重く足元は急傾斜。慎重に一歩一歩。

標高1305の木陰広場で一休み、さらに我慢の下りで、やっと雲の中。
湿気が今迄の辛さを緩和。でも傾斜はまだきつい。
やがて雲の下、しばらく行くと、沢の河原が、木の枝の隙間からちらちら。
傾斜が序々に緩く、笹が濃くなって、程なく上二股。
まずは、冷たい沢水をゴックリ。地下足袋へ履き替え。
沢の下りでは函の風景をデジカメでパチリ。

最後、砂防ダム下の広い河原に敷き詰められたような流れを発見。
心地の良い水流ウォーキングが楽しめます。
函見物と組み合わせれば観光ルートになりそう。
温泉は更別町老人福祉センター。公共事業の豪華建物。
350円は安い。町内65歳以上は11回券が1000円、驚くほど安い。


(コイカク山頂まで) (1839峰アタック) ヤオロマップ岳稜線の花 展望パノラマ写真

(27日) 札内ヒュッテ出発4:45 上二股7:20 1305広場11:00 夏尾根頭14:35 コイカク山頂15:10
(28日) コイカク出発5:30 ヤオロの窓6:35 ヤオロ頂上9:00 1839頂上11:40出発12:20 ヤオロ山頂14:40 コイカク到着18:10
(29日) コイカク出発5:30 夏尾根頭5:50 1305広場7:15 上二股9:00 札内ヒュッテ帰着14:20

山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



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