コイカクシュサツナイ岳の記録1    08 06 27 

(26日)
12時に札幌出発、一般道で札内園地へ、平日の夕刻で閑散。さらに奥、札内ヒュッテへ。
先客2名、翌日尾根頭にテン張っていましたが、1839へは来ませんでした。
後から単独者1名、車中泊で、こちらは28日の1839一番乗り。
以上3組はコイカク登山口に車を置かずヒュッテから歩き。
登山口には2台(ツァーらしき4人パーティか?)
簡単に夕食で、薄暮のうちに就寝。

[27日コイカクへの登り]
早朝に出発、コイカク登山口手前で車3台に追い越され。
このパーティですが、後から登ってきた方も我々も山中で会っていない。どこか沢登り?
コイカクの沢は広々で穏やか、薄っすらと工事用道路跡、渡渉も心地よい。でも荷物は重い。
まず、砂防ダムの巻き道、進行方向左(右岸)の巻き道を利用。
なお、ダム脇にロープがあり下りはこちら利用。
次は、函2つ、下のほうは両側が切立ち水深あり、右岸の巻き道。
上のほう、本日水深浅く膝下、快適に通過。巻き道は左岸。
あとは、簡単な沢歩き。最後の長い林間の巻き道を出ると、向かい岸に上二股。
快適そうなテント場と木からぶら下がった沢靴と動物食痕の蕗。
ここで、ピン付地下足袋から登山靴に履き替え、ペットボトルに水汲み。

夏尾根に取り付き、下部は笹の刈り分け道。文句は言えないが必用最低限の手入れ状態。
少々登ると、笹が登山者の踏みつけに負け、歩き易くなってくる。
しばらくは普通の登山道状態。ただし、尾根直登、斜度はきつい。
気温は低めながら、大汗、荷物22キロは重い。Tさんは27キロ、もっと重い。
標高1305の木陰広場で一休み、ここもいいテント場、近くには雪渓跡
少々進んで、斜度がグンとアップ。3点確保登高が多くなってくる。
でも周囲の低木・灌木が身の安全を保証、側面の切れ落ち斜面への恐怖心はなし。

我が身が空中にさらされるようなスリルは尾根登りの最終章に出現。
岩場が3箇所、特に最後のロープ場が強烈。
札幌市内の山にでもありそうな岩場ながら、置かれている状況が違う。
決して足の下を考えず、足がかり手がかりに視界・思考を集中して通過。
そうは言っても、沢登りの滝よりはやさしい、過度の心配は無用です。
なお、ここで思いがけずにヒダカイワザクラが。本年初。

この後の急登は勢いで制覇。ハイマツが出てきて丈夫な手がかり、安心度も向上。
夏尾根の頭に到着、展望が360度に開け目の前に1839の雄姿が飛び込んできます。
いかにも、遠そう、本当に一日で往復できるのか不安がよぎる絶景です。
頭には既にテントが2張、ヒュッテでの方々。
遥かヤオロマップ岳山頂にもテント1張。我々はコイカク本峰へ。
稜線の道はしっかり踏まれた路面。ただし、背の低いハイマツが両脇がら枝を伸ばしている。
山頂は、無人、テン場は2つ大きいほうに設営、公称3〜4人用テントでぎりぎり。
一段落していると、単独者到着、大樹町の方。隣に冬用テントを設営。
人の気配を感知してかブヨが集合、まとわり付き対策で風のある斜面へ、コンロに火。
夕食はラーメンライス。鍋を洗わぬようカップヌードル。でも途中採取の山菜はゆでました。
まだまだ明るいが、テントの中へ、薄暮状態ながら8時には就寝。
本日のテント、長大な稜線上に5張。

コイカクシュサツナイ岳から1839峰への稜線
夏尾根の頭からのパノラマ写真
(コイカクシュサツナイ岳から1839峰への稜線)


(1839峰アタック) (コイカクから下り) ヤオロマップ岳稜線の花 展望パノラマ写真
(27日) 札内ヒュッテ出発4:45 上二股7:20 1305広場11:00 夏尾根頭14:35 コイカク山頂15:10
(28日) コイカク出発5:30 ヤオロの窓6:35 ヤオロ頂上9:00 1839頂上11:40出発12:20 ヤオロ山頂14:40 コイカク到着18:10
(29日) コイカク出発5:30 夏尾根頭5:50 1305広場7:15 上二股9:00 札内ヒュッテ帰着14:20

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