多峰古峰山・多武古峯の記録    08 03 09 


支笏湖南岸の台地を東端から西端まで縦走。途中2つの山に登りました。
国道からシシャモナイ沢の林道入り口へ、林道上には立派な踏み跡。
この足跡は445m峰を南に巻いてコルに上がり多峰古峰山へ。
こんな地味な山でも登る人はいるものと感心。
コルへの登りは、気温も高め、枯れ枝を透して太陽も照りつけ、汗のかきどころ。
その先台地下の尾根も息を抜けない斜度。
でも、枯れ枝を通して右に支笏湖、左に樽前山の風景が見て取れ、気分は上々。

一気にダケカンバ細木林の台地上へ、しばらく林間山歩の後、多峰古峰山斜面取り付き。
この斜面、上に行くほど風が冷たく、雪は乾き、段々薄く。
雪の下にはストックが簡単にはきかないような硬いクラスト面。足を置く場所も慎重に。
登り切って頂上稜線は安定した深雪、ただし狭い、反面展望は良好。

特に東側まで行くと、立木がなく360度の大展望、天気も良く、望外の収穫。
地味な低山ながら、展望台としては素晴らしい。

台地に下って林間の平地歩き、ここは多分、乱伐され放置された場所。
老木がなく、細木ダケカンバが多く、松がぽつぽつ。
立派なオンコが残っていたが、株立ち状で製材的に低価値だったせいでしょう。
次の目標は二等三角点「多武古峯」。
多峰古峰山からは一目瞭然ながら、台地へ降りるとなかなか見えてこない。
GPSを頼りに直進、やっと見えてきて、やれやれ、麓についたら昼食タイム。

昼食タイムは陽の当たる林間でポカポカ陽気。贅沢な時間です。
休みの後の標高差50mでは、一気に多武古峯頂上へ、三角点の痕跡も人の気配もなし。
ここまで山登りに来る物好きは、そういないだろう、と記念の赤テープ。

下って、570mピークまでは支笏湖側に近寄って西進。
560mピークを過ぎたあたりからスノーシューの足跡が。
これに釣られて555m地点付近で少々時間ロス。
どこから登ってきたのか。多分、美笛鉱山南向いの谷からではとの推測も。

我々は美笛トンネル上の細尾根へ、見るからに急。
ちょっと恐怖。ただ、救いは木が生えて雪が深いこと。
最初は恐る恐る、そのうち、尻滑りを多用。
尾根から右の谷、ここも尻すべりでどんどん。
最後は平地歩きで、当初目標より400m西の国道へ。
国道では、作業中の方々と遭遇。
山中からの思わぬ一行にさぞやビックリしたことでしょう。


出発 9:05 斜面取付9:30 馬の背9:55 台地10:20 タップコップ山頂10:40 多武古峯直下昼食11:40 多武古峯山頂12:15 台地端部14:00 下山14:35 車回収15:15

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