音更山の記録    08 09 06


7日の予定でしたが天気予報に従い、急遽6日に変更で音更山に登りました。
ルートはユニ石狩岳登山路を進み、「大崩れ」の谷が終点で左右に別れてるところを右。「ブヨ沢」へ
「ブヨ沢」を詰めて「ブヨ沼」。そこからは一般ルートを音更山へ。

国道横のゲートから登山口までの林道は整備良好。FF乗用車で全然大丈夫でしょう。
先客は1台、ユニ石狩岳。なお、後続は2台、こちらもユニ石狩岳。4人と6人のパーティ。

まずは林道跡歩き、すぐに沢が寸断、丸太を束ねた簡易な橋2箇所。なくとも渡渉は簡単。
沢沿いの道はすぐに林の中の登山道へ、見通しの利く苔むした林床。木陰の道で爽快。
所々に風穴が現われ、涼しい風が吹き抜ける。夏の暑い時期におすすめの山歩道。
ナキウサギの声も時折聞こえ、数は僅かながら健在の様子。
木陰の山歩道を辿って鳴兎園到着。灰皿は撤去、当然の措置。
だからといって顕著に回復とはいかない。鳴き声は林の奥のほうで一声だけ。

鳴兎園を通過するとすぐに「大崩れ」ルート。
沢筋から東斜面にちょっと上がって、大石がゴロゴロの上を伝い歩く、不安定なルート。
ここでも、時折、単発の鳴き声を聞くも姿はなし。
沢ルート分岐は相当手前にあったが、気が付かず通過。
大崩を最後まで行って、GPSで判断。ハイマツ手前のゴーロ斜面を沢まで下り。
でも、この先ハイマツ斜面に入ってから下るルートがあって、なんだそうか。
思うに、ブヨ沢に入るのであれば、「大崩れ」斜面を避け最初から沢に下りているほうが正解では。

ブヨ沢の入口は踏み跡が錯綜。西斜面に多数ある風穴観察(ナキウサギウォッチング)のため。?
とにかく、沢の登り方向へ見当をつけ踏み跡を歩いて、ブヨ沢の石ゴロゴロ地帯へ。
ブヨ沢は幅1・2mの涸れ沢。水は伏流水で地下。両側をナナカマドの潅木が覆うも、落葉して、歩くための環境良し。
これなら、札幌市内の山の一般コースに水が流れ込みゴロゴロ、グズグズの道よりずっと快適。
そのうち、水流が現われるも、沢の横には踏み跡が。登るほどに顕著に。
踏み跡幅は靴幅程度ながらこうなるともう立派な登山道。
登りの後半は潅木も消え。高山帯の草地。源頭の谷。見通しが利き、歩き良い山歩道。

登り詰めて草地の広場。ブヨ沼キャンプ指定地のための水場。
ここから沢を離れ、ブヨ沼への登り。ブル道跡のような広く平らな草地の中に道が一本。
なお、よく見ると、この草地の先端から、ブヨ沢に向け、水が湧出。ブヨ沼方面からの伏流水
登り斜面は背の低い笹藪。道は笹に埋もれ気味。足元を杖でかき分けつつ、踏み跡を確認。
結論として、ブヨ沢ルートは出口・入口が不明瞭。入ってしまえば、明解・爽快。

キャンプ指定地は広く開けた場所。ブヨ沼は藪の陰、奥にひっそり。小さくて池の規模。
小休止の後、草地斜面の登り、足元が崩れザクザク。花は終了、ウメバチソウだけポツリポツリ。
登って、ハイマツの中へ。最近の枝切り跡もあり道は広い。足元はハイマツの落葉と根。歩き易い。
ピーク頂上は見晴らし良好。左は石狩岳、山頂部分のみ雲の中。右はユニ石狩岳、意外に大きい。
目の前は音更山前峰。100mの下りの先に250mの登り。時間がかかって、きつそう。

コルに下って潅木と背の低い笹藪の道、紅葉終盤のナナカマド群落。ダケカンバはまだ緑。
登りに入って後半は斜度が急に。ハイマツもどんどん低くなり、展望良好。
高山帯になってウラシマツツジの紅葉が一番鮮やか。
写真撮影に事寄せて 、足休めが多くなり、先頭との間隔が広がる。
登りきってニセピーク直下。広い頂上部稜線が一望。音更山頂上ピークが見えてきました。

ここから先、森林限界の上の高山植物帯、ハイマツも岩陰にポツポツと身を屈し。
広い稜線上に、歩行、視界の邪魔になるものなし。
山頂には堂々たる一等三角点標石。頂上標識も立派。
早速、パノラマ撮影。ゆっくりと昼食休憩。気分最高、満足の山頂でした。

温泉は層雲峡「ホテル大雪」550円。施設の立派さから考えると、これはリーズナブル。
ユニ石狩の4人パーティと駐車場で再会、知る人ぞ知るお得な温泉。?
7階の露天風呂からは、ロープウェーがよく見え、上り下りのゴンドラが丁度交差しているところでした。


札幌出発5:15 ユニ石狩岳登山口出発8:20 鳴兎園8:55 ブヨ沢9:30 ブヨ沼10:10 音更山頂上11:35 下山開始12:10 ブヨ沼13:20 ブヨ沢出口13:40 ユニ石狩岳登山口帰着14:50 層雲峡出発17:00 札幌到着19:30

音更山より石狩岳

ユニ石狩岳〜クマネシリ(ブヨ沼上ピークより)

クマネシリ、糠平湖、軍艦山、二ペソツ、ニペの耳の肩(ブヨ沼上ピークより)

ニペの耳、石狩岳、音更山(ブヨ沼上ピークより)

山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



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