羊蹄山(比羅夫コース)の記録    07 09 02


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ガマズミ ウラジロナナカマド 岩場 外輪山手前 フウロ キンバイ 釜の縁 リンドウ

札幌の集合は早朝、中山峠では雲海の上に狭薄山の絶景で幸先良し。
5号線から比羅夫コース登山口へ。曲がり口には立派な看板。
半月湖公園到着。キャンプ場簡易水洗トイレ全面舗装の駐車場。
車は20台。登りに擦れ違った登山者の様子から、避難小屋宿泊の登山者が多い模様。

狭薄山(中山峠手前より)

登山口からは人工林の中に平坦な道。すぐに周囲は原始林。涼しくて快適な歩き。
平地から斜面取り付きのジグザグ道が始まると、後は延々と尾根登り。すぐに汗だくに。
このコースは土の面が多く、他のコースより歩き易い印象。本州登山客が多いことも納得。
2合目3合目と高度を稼いでいくと、木立の切れ間・雲の切れ間から裾野が眺望されます。
平野から立ち上がった独立峰のためで、これは全コース共通。

4合目を過ぎたあたりで、大型のリュックを背負った犬連れの単独者が前方に。1週間交代の避難小屋の管理人さん。
5合目でゴミを拾っているところ、挨拶を交わして追い越しました。
が、今度は元気のいい犬に追い越される番。
前に後ろに9合目まで、何度も我々を追い越しては管理人さんのところへ引き返し。実質の運動量は4,5回倍でしょうか。
7合目ではモンベル製の背負子で赤ちゃんを背負った大型犬同伴の家族連れ。
犬の種類はバーニーズマウンテンドッグ(スイス原産)とのこと。こちらはちょっと太め、機関車のような大息をつきつつ人間と同じ速度。
なお、2匹は仲良し状態でした。

  バーニーズマウンテンドッグ

5合目手前あたりから木々は捻じ曲がり、地面に押し付けられ。雪の圧力に順応した姿。
登山道はそんな木のアーチの下、靴に掘り込まれ、トンネルの様相。
背の高いTさんなど、何度か頭をぶつけたとのこと。こういう時は背が低いほうが有利。

トンネルを抜けると開けた岩場の9合目。登りは一段落と食事休憩。
本日は山を囲む雲が多く、雲の合い間に倶知安方面が展望できる程度では残念。

9合目から上は高山植物帯、カール状の窪地の横の斜面を通過。
周囲は雲の上に広がるお花畑。
秋の気配があちらこちら。リンドウ・イワギキョウの青。赤と黄色の紅葉がところどころ。

外輪山稜線へ上がると岩と砂礫の世界。強風が雲を吹きつけます。
まずは三等三角点にタッチ。母釜の稜線を時計回りで一等三角点方向へ。
稜線の左、北方向麓は雲が多く展望がどんどん隠れ。右手の火口内では雲が消えていき、様子が見渡せます。
母釜から父釜に稜線が変ると足元は岩場に。歩行注意で一等三角点に到着。
前回あった山頂標識はなく、それではと、前回山頂標識がなかった標高最高点へ。
今回、こちらに新しい山頂標識が設置されておりました。

  羊蹄山一等三角点 羊蹄山山頂標識

雲混じりの風が強く、写真撮影の後はすぐにUターン。
風を避けれる場所で父釜を眺めながら昼食タイム。雲が切れる事を期待してしばらく粘りました。

  羊蹄山父釜

下りは父釜と子釜の間にある吊尾根道。風は弱く秋風景が良好。その先の花畑も秋の風景。風も弱く、お鉢の中は別世界。
ちょっと登って、旧避難小屋跡へ、また強風。立派な布基礎と井戸ポンプに驚かされます。

この後の下りは延々と長時間。運動量が強烈で、再び汗まみれ。
足への衝撃緩和に気配りを心掛け、何とか膝は無事。
標準タイムよりは時間短縮で登山口到着しました。
駐車場の車は10台ほど、小屋泊りは半分くらいか。
入浴は京極温泉、山頂を見上げると、雲が流れて段々と笠雲に。
今晩はきっと荒れ模様と避難小屋に思いを馳せつつ露天風呂に浸かりました。
なお、2日後に強烈な筋肉痛に見舞われ、階段下りに支障をきたすことに。


登山口出発7:15 5合目9:00 9合目10:40 外輪山11:20 頂上11:55 
下り開始12:50 旧避難小屋13:10 9合目13:30 5合目14:40 登山口帰着15:55


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