石倉山の記録    07 07 22


国土地理院の地図では小樽の石倉山の山域に数本の林道が記載されています。
山頂近くをかすめている林道から、藪漕ぎ100mで石倉山山頂まで行けそうです。
張碓の街の奥から旧張碓駅方面へ尾根を越している林道へ入り、山頂方面との林道分岐点を右折。
道端の通行に支障ない場所を見つけ車を停めました。

林道は真新しい砕石が敷かれ、草刈もされ整備良好です。
好天気で太陽が照付け、厳しい暑さの気配ながら、林道の際まで木立が迫り、見た目若干涼しげ。
この道から分岐の林道は全て廃道状態、山頂目がけて一本道を辿ります。

やがて林道は急傾斜となり、土がむき出しで深いワダチが。
足で登るのもきつい傾斜で、よくまあ、登れる車があるものと感心。
頂上近くなると、傾斜は緩み、そのまま通り越して、先は下って送電線まで。
道は送電線下で消え、奥地の三角点(673.5m)方面へはつながっておりません。

山頂接近地点まで戻って、ピンクテープのある場所から、とりあえず一人で藪漕ぎに突入しました。
藪は笹がほとんどなく、潅木が中心のため、進み易い状況で、テープは次々と続いており、途中に木杭もあります。

ところが、30mくらい進んだところでしょうか、突然左手に、ガツンという焼けるような痛みが張りつきました。
黒白縞模様の中型の虫(多分スズメバチの小型種)を振り払いましたが、周囲りを飛び回っております。
周囲と左手を払いつつ、夢中で林道方面へ逃げ、落ち着くと、幸いなことに追ってはきません。
フリース手袋の上から強いのが2箇所弱いのが6箇所くらい刺されたようです。
Sさん持参のステロイド塗り薬を使わしてもらい、翌日までは何とか治まりました。
しかし、2日後に手のひら全体が膨れあがり(パンパンと赤ちゃんの手状態)戻るまで3日がかり。
真夏の藪は重装備が必要と思い知らされました。

登頂をあきらめての下りでしたが、道の脇の藪の中に朽ち果てた電柱を発見。
日露戦争当時、艦砲射撃対策で山中に軍用道路が切り開かれたそうですが、状態から100年前の電柱とは思えません。
太平洋戦争の時に通信線を敷設したのでは、と推理しましたが、どうでしょう。

出発09:15 送電線下林道引返し10:15 林道から藪漕ぎ10:20 帰着11:25



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