ピセナイ岳の記録    07 09 30


紅葉と大展望を期待してピセナイ岳へ登りました。
集合が6時40分、2時間程度で静内市街。静内ダムを渡って湖岸をキャンプ場へ。まだ9月なのにもう閉鎖。
そのすぐ先にゲート、鍵は頑丈、先客が1台、駐車スペースは4台分くらいの広さ。
湖岸の林道を実地に歩いてみて、落石状況、路肩状況からゲート閉鎖はまあ無難な判断。
林道の脇は急傾斜と崖が交互、滝が所々落ち、花も残り、木立の隙間から湖面が見え、それなりに充実の環境。
遊歩道と思って歩けます。

すぐに、ピセナイ沢林道。沢の規模は大きく、砂防ダムが次々、災害復旧工事の標識も。
沢の中の岩、足元の小石に、赤紫と緑の石が特徴的。特異な地質なのでしょうか。
広い谷の林道を延々と歩き、やがて分岐点、沢から離れ尾根への登りに。
林道は人工林の中に、キノコの無いことを確認しながら登りきって、終点。
駐車場と登山口の標識。

ここからはいきなりの急斜面で、自然林の中の細い山道。
ジグザグから、細尾根の直登を喘ぎ登って二合目展望台、見通し悪いもののここで一息。
この先水平の吊尾根で、楽をさせてもらって、三合目から徐々に傾斜は急に。
四合目から細尾根の急登が連続、本日一番の難所を六合目まで。

六合目から山頂までは水平距離が相当長い、まずは気楽な吊尾根歩きで快調。
眺望はそこそこ、紅葉が兆候程度で残念。軽いアップダウンが続きます。
山頂が近づくとニセピークが数回、精神的には疲れるところ。
九合目で山頂確認、ちょっと下って、掘り返し跡と鹿道が、良く見ると、山道には鹿のフンがコロコロ。
クマの痕跡はないものの、全般的に鹿の足跡の多い山です。

皆さんから遅れて、山頂到着。大展望が広がり。まずは、パノラマ撮影。
ただし本日の日高地方は雲の下面が1800mくらい、ポロシリ・カムエク・1839・ペテガリなどの山頂を隠しているところが残念。
それでも、ほぼ満足の山頂で、昼食としました。

下りは急斜面が注意、幸い乾燥路面ですが、木の根が濡れていればスリップ転倒もあるところ。
ピセナイ林道の下りは紅葉も僅かで延々と、退屈気味で湖岸林道に出てやれやれ。
温泉は新冠のレコードの湯500円。露天風呂から海面の眺望は良し。少々の塩素臭は我慢。
上がる頃、日没の空が薄赤に染まり。この景色、本日の思わぬ収穫でした。



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湖岸林道ゲート前出発9:20 ピセナイ林道入口9:45 登山口10:45 二合目展望台11:10 六合目11:55
頂上12:30 下山13:05 六合目13:30 登山口14:05 林道入口15:05 ゲート前15:35



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