フレ岳の記録 07 04 19
Nさんにさそわれ、平日ではありましたが、フレ岳・丹鳴山に行きました。
国道276号線が支笏湖から美笛峠に登っていく直前に立派な駐車場があり、その横の道路から入ります。
道路には私設電柱が立っており美笛小学校の文字が見えます。
Nさんの話では昔鉱山があり、学校もあったようです。
電柱はすぐに無くなり、道は美笛川に沿って谷を遡ります。
しばらく進むと美笛林道の標識と車輛進入禁止の注意書。林道入口です。
早朝のため雪の表面は固く、最中の皮にヒビが入る感じ。
気温が上がるにつれ、雪が軟くなり5cm程度埋まるように。
ラッセル不要な分スピードは上がります。
天気予報は晴れながら一面の曇り空、山頂部はガスっていないか不安がよぎります。
林道歩きながら、人間の足跡のない雪を踏みしめ。
小動物の足跡は時折現れ、小鳥も鳴き声は多く、ゴジュウカラなど姿も見かけ、、ゆるい谷の自然風景の中の山歩状態です。
1時間歩いてだんだん林道歩きも飽きてきます。
ようやく橋を渡ってすぐの二股で、そこを左、道は若干細くなり、しばらくすると、林道がS字を切り斜面中腹に取り付きます。
しばらく進んで、やっと丹鳴岳が見えてきました。
それから林道歩きはまだ続き、林道が下る手前で尾根に上がりました。
ここまで、延々と2時間半の林道歩きでした。
尾根に上がると、タイミング良く青空も表れ、陽も射して、一気に展望が開けます。
特に、白老連峰とホロホロ徳瞬別が大きく見えます。
尾根歩きは、見通しが良く、アップダウンの緩い、快適な歩きです。
まず、859ピークを巻き、丹鳴岳の山裾をかすめて、フレ岳を目指します。
等高線的な歩きながら、沢底から高い位置なので沢地形の切れ込みは浅く快適。
丹鳴のトラバースだけは斜面の横切りでした。
928ピーク方面から振り返る丹鳴岳の崖は迫力満点。
フレ岳は近づくと白い斜面が目立ちます。
山裾到着で一段落、昼食タイムを取りました。
めったに来れない山深い場所で、日当りが良くポカポカ陽気、贅沢な舞台の簡素なメニューのランチタイムでした。
フレ岳の南斜面はクラスト面の上の積雪が暖気で軟化した状況です。
私単独なら西に寄った樹木の中を選ぶところ、Nさんは永年の経験と勘でどんどん最短ルートを先行します
そのトレース跡を、スキーアイゼンを着け一歩々慎重に追いかけ頂上の広い平坦部に出ました。
樹木はまばらな一面の雪原で小漁岳・恵庭岳・支笏湖・不風死岳など迫力満点です。
延々と時間をかけてやっと辿り着いた頂上では、感慨無量のものがありました。
下りは、重い雪がスキー操作を困難にし、山スキー名人のNさんに付いてていくのがやっとでした。
駐車場より出発 7:45
林道二股 8:45
林道から尾根へ 10:15
859P脇 11:00
フレ岳裾昼食 12:00
フレ岳山頂 12:40
南斜面滑走 13:00
次・丹鳴山へ
山を歩こう
道内の山歩
札幌山歩(さっぽろさんぽ)
ゆったり山歩で自然と仲間