雨竜沼の記録    07 10 07 


草紅葉を期待して雨龍沼へ登りました。
駐車場は空いており20台以下ですが、管理小屋の前には手にビニル袋の一団、清掃登山?。
豪華トイレには種々の張り紙。入山するには協力金500円。南暑寒別荘は再開され、一泊1000円。
管理小屋には管理人が複数おり、小屋の戸口で見張っているので、登山届を提出せざるを得ない(500円を支払う)システム。
掲示板が3面。ラムサール条約に一昨年11月登録されたとのこと、人気上昇と管理体制強化の原因はこれでしょう。

天気はまずまず、青空に白い雲、砂利道を第一吊橋まで。早くも紅葉樹木がところどころ。
途中、Nさんが道端にネジバナを発見、この花は今年初めての出会い。

第一吊橋を渡ると沢の谷の中腹につけられた山道。対岸にも紅葉樹木が増加。
観光客が革靴で歩くにはちょっと厳しい山道を進んで、白竜の滝。
滝を見るための寄り道へ、滝壺の大きい立派な滝。

ここまで来ると、第二吊橋はすぐ。こちらも歩行用にしては立派な橋。
橋を渡ると斜面の登り、上がるにつれ、対岸の紅葉斜面と、麓の展望が開けてきます。

登り坂で一汗かいて、一旦川岸に出、台地の上へ。
背の高い笹原に黄葉のダケカンバと紅葉のナナカマドが散開する紅葉風景。
靴底に付いた雑草の種を落とす小沢を渡ると、いよいよ湿原です。
湿原はガヤの枯葉で一面の薄茶色、周囲の笹とコントラストがついて見事な秋の湿原風景を演出。
来る時期が遅かったのか、広葉の高山植物は枯れて黒褐色で地味。稀にチングルマの濃い赤の葉が残っている状態。
草紅葉は時期選定が難しい。次回への宿題が増えました。

木道を進んで、すぐに展望施設、早速、パノラマ写真撮影。
目の前に自然の作った大空間が広がり、その向うには暑寒別・南暑寒別の山。

湿原の木道は時計回り、少々寒いけれど、穏やかな天気、見渡す限りの湿原とそれを囲む笹原。
時折木道の上で日光浴のヒバリが、飛び立って逃げ、沼の水面には青空が映り、絶景ポイントの連続。
心癒される山上の贅沢な空間です。

南暑寒別岳方面分岐から山腹の展望台へ。
広い木製階段も新しそう。これもラムサール登録の影響か。
ところが、展望台に到着すると、老朽化が進行。柱が傾いて、立入禁止。ちょっとチグハグ。
展望台の上の斜面にある、これも老朽化した椅子に座って昼食を取りました。

木道の復路は途中から経路変更され、笹原の中へ。大沼周辺の自然環境回復のためか。
帰り道でも、登って来る人にどんどん会います。下って、駐車場の車は満車に近い状態。
余計な心配ながら、観光客は日没時間までに戻る時間配分を考えて行動しているのか。
湿原入口には腕章の人がいたが、そのためだろうかなど推測しました。
入浴は、雨竜町老人福祉施設「いきいき館」400円。(町内70歳以上200円)
建物は、かつて流行った箱物行政風。洗い場には余裕があり、それなりに賑わっていました。

雨竜沼湿原の展望写真へ


管理事務所横出発9:15 第二吊橋10:00 湿原入り口10:45 展望台11:35 湿原入り口12:50 第二吊橋13:30 管理管理事務所横帰着14:00

山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



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