文蔵岳の記録    07 09 23 


平山登山口から比麻奈山経由で文蔵岳を往復しました。
歩き出しから稜線まではずっと支勇別川の脇についた道。皆さんからポツリと遅れ、ゆっくりと上ります。
天気は晴れ、照りつける太陽で二日酔いでは汗だくを予感ですが、沢の水流が空気を冷やすのか、原始林が熱を吸収するのか、汗の出方は普通以下。
2万5千地図に水線のはいった枝沢は2本、一本目は足場パイプで作った橋、2本目は渡渉のための踏み石の列。
高度を上げるにつれ、紅葉がどんどん出てきます。その上に見える稜線方面は見事な紅葉斜面。

冷涼の滝の周囲には木々の紅葉がちらほら。
道は支勇別川斜面の中腹につき、そこを多数の枝沢が横切って落下、道の脇には伏流水の出口が3箇所も。
水量は僅かで黒い藻の張り付いた岩の間からチョロチョロ。冷たく美味しい水でした。

道に石が多くなり斜面を登りきって、第一雪渓跡。カール状の景色のいい場所。
周囲の高層樹林帯は見上げても見事、見下ろしても見事な紅葉風景。
この先、第二雪渓跡、第三雪渓跡と、穏やかな晴天の下、最高潮の紅葉です。
第三雪渓跡には見るからにナキウサギ狙いが3人、下山時にもまだ三脚を立て粘っておりました。

紅葉のナナカマドのトンネルを抜け稜線台地に上がると、途端に展望が開け広々と。晴天に周辺の山々が一望。
反面、強風が吹き荒れ、体が押されタジタジ。体温が奪われ、指先が痛くなるほど。良く見ると日陰には霜柱。

見通しが良くなると仲間の位置が確認可能、比麻奈山手前で一緒に昼食休憩。
この後はおおむね、下山まで相前後の行動でした。
ニセカウ・大槍・小槍・アンギラス・の紅葉斜面は良好。
さらに進んで、アンギラスの裏側の裾野は今回最高の色模様。
強風で声が通らぬ中、三脚を立てている方が指差し合図でアピール。その気持わかります。
早速、ASA400手持ちでパチリ。

比麻良山から文蔵岳の道は人通りの少ない様相に一変、クマのフンもあります。
道は途中、稜線からちょっと外れ、お花畑状で開花時期にに歩きたい草地を通過。
全般にはハイマツ低木の開削道が多く、最後の緩斜面を登り切ると文蔵岳山頂。
平石のケルンとハイマツ根に縛り付けた小さな標識。北方面には有明山までの縦走路が長大に俯瞰されます。
写真を撮るとすぐにUターン。次回は通過して有明山方面へ下る希望です。



登山口出発7:55 冷涼の滝8:40 第一雪渓跡9:30 平山分岐10:15 比麻良山頂上11:25 文蔵岳頂上11:50 平山分岐13:15 冷涼の滝14:35 登山口15:00

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札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



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