有明山の記録    07 09 22 


北大雪の有明山から天狗岳を交差縦走しました。
高速で上川を過ぎ中越まで。一旦普通道へ下り、ニセカウへの分岐を過ぎ、北見峠手前で無料開放の高速道へ。
あわよくば一般道に出れるのではと、奥白滝の道の駅を偵察。残念ながら出口にチェーン。
白滝TCまで行き、道々に入り、上支湧別の先で2方向へ。天狗岳からの南進組はスキー場へ右折。我々は平山方向へ林道を直進。
林道を上二股沢合流点で右折して上二股沢林道へ。有明山山腹のつづら折は乗用車OKの状況。
だが、進むにつれ、徐々に道は荒れ、やがて、鉄平石が崩れ落ち路面に広がった場所。タイヤに刺さらぬよう注意。
この先はさらに荒れ、乗用車で最後まで行くのは無理。
登山口は90度カーブのところに。50mほど進んだ先には沢水の取れるテント場もあります。
登山口へは土手を登りますが、目立たないので、大きな岩が目印。

広い笹の刈り分け急斜面を登って、文蔵岳から有明山への縦走路はすぐです。
縦走路をわずか下って、湿地に竹薮の広い刈り分け道。
注意して歩いたのですが、防水の利かない靴では一瞬の油断で右足に水が浸入。ゴアの靴で歩きたい道です。
(靴の素材はハイドロテック、能書きにだまされて、安いからとつい買ったもの。)
粘土が掘れ沢水が流れる道を右折してからが登り。
傾斜は緩く、木立の密度は薄く、ナナカマドの紅葉が見事で、はるばる登ってきた甲斐があるというもの。

ところが、登るにつれ、風が強く、雲が降りてきます。途中には新らしそうなクマのフン。(なお下りの道にも。)
頂上は雲の中、展望が無く、三角点にタッチしてすぐに下りました。
悪天候は一時的なもの、下るにつれ、雲が消え、振り返ると山頂も晴れて来ます。
向いの天狗岳斜面は見事な紅葉、写真を撮りつつ、コルへ。ここで南進組と合流、さすがに健脚揃いのメンバー。早い。
情報交換の後、我々は昼食休憩、ポカポカと穏やかな草地で、本日一番快適な場所。

この後の天狗岳の登りが唯一の急斜面、では南進組に比べ随分楽なコース。
天狗岳頂上は一転強風の吹き荒れる場所。それでも、ウラシマツツジの紅葉と周囲の展望は素晴らしいもの。
晴天に恵まれ、足を踏ん張りながら四方を撮影しました。
(有明山)
(祠・支湧別岳)
下りは片面切り落ちの岩場の先に鉄梯子、降りてから前天狗までは稜線上の快適な散歩道。紅葉風景を堪能です。
前天狗からは斜度のついた下り、いかにも山道らしい植生で、1年前を思い出します。

下りきると、一転、植生の高低が逆転で背の低いハイマツ帯、北電の反射板まで続きます。
ハイマツは広く切り取られ歩き易く、反射板から下ってすぐにリフト終点到着。
第二リフト支柱脇の点検通路的な直登路の下りはすんなり。
第一リフトの下りで不正解のブル道へ、途中から笹が被ってきます。
上り返すのは面倒、どうせゲレンデの中とたかをくくって強行突破しましたが、斜度が緩くなるにつれ笹はどんどん深く。
とうとう、隣のゲレンデまで、藪漕ぎで渡る羽目になりました。
南進組が置いていってくれた車の場所を探すのも少々手間取ってキャンプ場へ。ところが、南進組がいません。
相当に待ってようやく携帯電話に連絡が。山中でパンクし、スペアタイアが外せず、1時間半かけて下ったとのこと。
急いで、送迎とJAFの手配、食料がパンク車に積まれていたため、夕食の準備開始は7時を大きく過ぎる結果に。
この林道、鉄平石から先は歩くのがベターな選択の感想。
なお、暗い中、林道を登って修理してくれた「国枝モーターズ」の整備士さんには感謝です。

登山口出発10:25 縦走路分岐10:35 有明山頂上11:45 コル草地12:20 天狗岳山頂13:00 前天狗13:25 反射板13:55 リフト終点14:00 登山口15:10

山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



(縦走路の黄葉)

(有明山山頂)

(天狗岳山頂直下)
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