グランド火口の記録    07 04 29 


白銀荘の早朝は晴天で一面の青空。
本日の山歩を期待しつつ、炊事場へ下りて、ガス炊飯器の点火。
その際、前日のMさんの水加減が納得できずに勝手に水を増量。これは失敗でした。
朝食の御飯は軟すぎ、昼用のおにぎり製作にもおおいに支障をきたす結果に。
点火後、露天風呂へ、山と森を見ながらゆったり浸かりました。
部屋に戻る頃、美瑛岳の周囲が明るくなり、遅い日の出。
カメラ好き3人でテラスに出、太陽が顔を出すところを写真撮影しました。

朝食は味噌汁、お浸し、納豆、冷奴、漬物といたってシンプル。
多少のんびりめの山歩スタートでした。
白銀荘の横、松の大木の森を通り、火山観測小屋から先、沢地形を2つ渡ります。

空一面に薄雲がかかってきますが、白い山とのコントラストはそれなりにいい風景。
雲はやがて、うろこ雲に変って行きます。

本日も見通しは良く、遥か中腹、夏道ルートあたりの登山者もよく見えます。
避難小屋跡まではゆるい傾斜が続きます。
避難小屋は無くなり観測施設らしき小屋と大きなアンテナがありました。

とりあえず目標だった湯の沢は雪に埋まっており、断念。
見た目では近くて短時間で行けそうなグランド火口の入口まで登ることにしました。
でも、見た目と実態は大いに違い、下を見るとちょっと怖い急斜面の登りです。
途中からは硫黄の臭いも途切れなくありましたが、幸い風向きは安全な方向。
雪が軟く、シールが効き30分で火口を見渡せる場所に到着。
周囲を囲まれたグランドのような平地に大きな岩がころがっておりました。
HさんSさんはだいぶ先のグランド側面に取り付いておりましたが、クラスト急斜面で、途中から引き返すのが見えました。

下りの滑りは雪が重く粘って、ごまかしターンが効きません。
転んだら急斜面滑落の恐怖で、慎重にボーゲン滑りなしのシュテムターンまがいで慎重に下ります。
下るにつれ、斜度が緩く、高度感も薄れて、厄介な雪質をごまかしつつ滑りを楽しみました。

その後の白銀荘までは一転して穏やかなポカポカ陽気のお山歩でした。
宿泊から継続の日帰り料金は300円、回数券はありません。
汗を流し、炊事場・食堂を利用して昼食とコーヒーで帰りました。


白銀荘より出発 08:15
避難小屋跡 09:45
グランド火口 10:15
白銀荘帰着 11:30


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