前十勝岳の記録    07 02 25


ダケカンバの樹氷 ダケカンバの樹氷

吹上温泉白銀荘に泊まって三段山と前十勝岳の中腹を歩きました。
2日目は前十勝岳です。
まず、白銀荘横の森を抜けます。
巨大なクリスマスツリーの中、ふかふか雪を踏んで進みますが、空の青さも手伝って、贅沢な山歩が楽しめます。

白銀荘横クリスマスツリーの森 白銀荘横クリスマスツリーの森

ダケカンバの林に出ると、下り地点は小屋(多分火山活動測候施設)が目印です。
谷を二つ渡ってから雪原の尾根歩きになります。
目の前には十勝連峰のパノラマが開け、左手遠くには旭岳まで薄っすらと見えます。
太陽が真正面では写真が撮れず、雲の流れが太陽を遮るを待ちつつ登りました。
やがて、噴火で枯れた木立に入ります。

噴火で枯れた木立と雪斜面 噴火で枯れた木立と雪斜面

こんな風景はなかなか見られるものではありません。
風がだんだん強くなりますが、高山帯ではこのくらい普通でしょう。
今度はダケカンバの林に入りましたが、こちらも見事な「ダケ桜」です。

ダケカンバの樹氷 ダケカンバの樹氷

今回はなんと良い風景に恵まれた山行だったか、天気のサイクルがぴったり合った週末でした。
「ダケ桜」林の先、稜線まではと登りましたが、傾斜が除々にきつくなってきます。
ここで、スノーシュー組はリタイア、登りはまだ大丈夫でしょうが、下りが困難の判断です。
上に行くほど粉雪がだんだん薄くなり、クラスト面が顔を出して来ます。
ところが、情け無いことにスキーアイゼンを白銀荘に置き忘れております。
正面から見て肩に見えるあたりでしょう。そこで下ることにしてもらいました。

雪の富良野岳

クラストと薄パウダーのまだら斜面はビクビクしながら慎重に滑りました。
「ダケ桜」林手前からは、普通の滑りが楽しめます。
林の中で休んでいた5人のパーティと挨拶を交わして下り、谷のところでスノーシュー組に追いつきました。



白銀荘出発   09:00
折返地点   11:00
山歩終了   11:30



山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



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