目国内岳・パンケメクンナイ湿原の記録    06 09 30

新見峠の駐車場には既に10台程が駐車しておりました。
擦れ違った人がそれ程でもなかったのは、シャクナゲ岳方面が多かったのか、あるいは、岩内へ抜けるパーティもあったでしょう。
前目国内岳への道は広いけれど、背の高い笹が壁となり見通しは利きません。
中央部は土が掘れ石、岩が露出して歩きにくい環境です。
木々の紅葉はまだで部分紅葉や部分枯葉が見受けられましたが、葉が飛ばされたダケカンバの白い幹が目立ちます。
それよりは、道端の草紅葉が目を楽しませてくれます。

前目国内岳を過ぎ最初のニセピークあたりから笹の背も低くなり歩きながらの見通しもよくなります。
それに合わすように、少しずつですが眼下の霧も薄くなってきました。
目国内岳頂上では新見温泉やコックリ湖方面の湿原・岩内岳・岩内湾など一望でした。
小休止のあとパンケメクンナイ湿原へ向います。

下りですし、以前の記憶からは、きつかった記憶がなかったので、軽く考えてくだったのですが、案に相違して時間がかかりました。
道は落ち葉が積もり、人通りの少なさを感じさせます。
それでも、頂上部高台のハイマツ帯の平地歩きではハイマツの枝が刈り払われそれなりに整備されています。
下り斜面になるとダケカンバの幹が地面を這い回るめずらしい景色が、厳しい自然を感じさせてくれます。
延々と40分近く歩いてようやく湿原に立つことが出来ました。

水は大分枯れているようでしたが、せせらぎが聞こえ、のんびりとした秋の湿原の雰囲気です。
湿気のあるふわふわの枯野原で昼食を取りました。
天気予報では曇後晴くらいの予報ですが、全道的に雷注意報が発令されていたので、早めに切り上げて、帰路につきました。

湿原からの登りの途中では、りんゆう観光のツァーに会いました。
30人近くおり2組に分かれており、岩内岳を目指す縦走ということでした。
そのころからなにか雨の降りそうな空模様となってきます。
比較的急ぎ気味におりましたが、岩を越すところ、石のゴロゴロのところなどあり、慎重さも必要です。

前目国内への登り返しの直前あたりで、10人程のパーティに追いつきましたが、そのあたりから本格的な雨となりました。
雷注意報のことが頭をかすめましたが、夏の雷は遠くからだんだん近づいてくるという、以前読んだ気象の本の1節を信じて雨の中を下りました。
雨足は一時的には土砂降りとなりましたが、下るにつれて弱くなり、登山口に到着のころには小雨になっていました。
帰りの温泉はニセコ駅前の綺羅の湯、予想外に空いており、洗い場の利用率は3割程度でしょうか、ゆっくり汗を流しました。
玄関ホールには近郊農家の直売野菜があり、新鮮そうで安かったので3種類買いました。


地下鉄駅集合   07:10
山歩開始      09:40
目国内岳山頂   11:40
湿原到着      12:30
湿原出発      13:00
目国内岳山頂   13:50
山歩終了      15:30


山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



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