黒松内岳の記録    06 10 22  

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ブナの紅葉(黄葉)を期待して黒松内岳へ登りました。
天気予報では寒波が襲来するとのことで、中山峠の路面に不安があり、小樽経由で国道5号線を南下しました。
黒松内の道の駅までは小雨混じりながら順調で、道の駅で休憩を取りましたが、野菜の直売所があります。
それぞれ、農家毎に野菜を置く棚と料金投入箱があり、思わず、米茄子と大根を買ってしまいました。
その先5号線を黒松内の市街方向へ右折し、歌才ブナ自然林駐車場(10台くらい駐車していた)の前を通過して街の交差点を左折、狩場駐車場公園北端の林道に入りました。
登山口入口の看板があり、すぐに判ります。
駐車場は我々以外自家用車5台と伊達市民登山会のバス1台です。
バスの女性運転手の話では参加者は26名とのことでした。
登りはいきなり階段の急登です。
ずっと急登が続くのですが、途中から迂回路がありそちらに回りました。
迂回路は変化に富み、風景もよく、ブナの山を楽しめるよう、コースが付けられております。
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合流点は3合目直下に出ます。
急登の先はアップダウンのある尾根のトレースで、笹の背が低くなるとともに山頂が見えてきます。
ブナ林がだんだん薄くなり、ダケカンバが出て来るころ、左手の紅葉の谷が見渡せる場所が出てきます。
紅葉はほぼ、期待通りの状態でしたが、陽射しがなく、細かい雨も煙るあいにくの天気で写真は期待できません。
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その先さらにアップダウンを繰り返し笹の背も低く、木立も薄くなり右手の谷が見渡せるようになります。
こちらはさらに見事な紅葉で、天候の悪さが悔やまれます。
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道はこの谷を巻く稜線から頂上直下の急斜面に取り付きとなります。
高山帯のような植生の中の、雨で滑りやすくなった泥斜面と岩盤が露出した部分です。
ところどころにロープが張ってあり、つかまりながら、あるいは手をついて、慎重に登りました。
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気が付くと、雨が雪に変わっており、気温も相当に低い状態です。
頂上の平坦部分は笹原になっており標識の回りが広場となっておりました。
ここにも峯風さんの標識が下がってあり、裏に書かれた歌には日高と駒ヶ岳の記述がありました。
晴れていれば、展望は素晴らしいにちがいありませんが、悪天候につき早々に下山しました。
黒松内温泉「ぶなの湯」は豪華な建材を使った新しくて立派な施設でした。
少々塩素臭がありましたが、500円では文句は言えません。
ただ、洗い場は混雑50%程度なのに、畳の休憩室は混雑100%でした。
帰りがけに、玄関ホールの椅子席がガラガラに空いていることに気が付きましたが、やはり温泉には畳がマッチします。
温泉の外は相変わらず気温が低く、中山峠は危険と、余市回りで帰りました。
帰路途中の羊蹄山は上3分の2が雪で白くなっており、回避してよかった納得しました。


登山口出発   10:00
山頂       11:30
登山口帰着   12:25







山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間



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