暑寒別岳(箸別コース)の記録    06 06 25 

早朝に集合し、275号線・北竜経由で3時間ほどで箸別登山口へ着きました。
駐車場では、前評判どおり,早速虫が集まって来ます。
ただ、まだ季節が早いせいか密度はそれほどでもありません。
真夏の無意根山登山口程度でしょうか。
事前の備えのと心構えの成果で刺されずに準備を終えることが出来ました。
一合目までは林間の広く歩き易い道です。
時折、ぬかるみが現れるのが難点です。

一合目まで、さらに二合目までもえらく時間のかかる、この先どうなるかと心配させる距離です。
このコースでもリュック一杯にタケノコを詰め込んだプロ風の方に会いました。
林間から木立のある笹原へだんだんと移行し、彼らの現場を通過します。
ソリやカートもあり、ぬかるみにはそりの跡がついていました。

やがて、5合目あたりから雪渓が現れます。
雪渓には5mおきくらいに細竹に赤い布切れを結んだ目印が立っています。
駐車場にあった中型バスのツァーのものだろうと話し合いました。

2番目の雪渓で一時休憩を取りましたが、涼しくて見晴らしが良くいい休憩でした。
最後の雪渓の先からお花畑の尾根が出てきます。
中腹あたりから目立っていたシラネアオイ、フギレオオバキスミレにハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、アズマギク、ミヤマキンポウゲなどです。

シラネアオイ、フギレオオバスミレがお稜線の開けたお花畑で群落となっているのは珍しいと思います。
何よりの収穫は、パラパラと咲いているだけでしたが、マシケゲンゲに会えたことでした。
お花畑は山の神コースとの合流点まで続いていました。

山頂からの眺めは最高でした。雲があり遠くの景色は無理でしたが、群別岳・浜益岳などの大パノラマでした。
山は白と緑のまだら模様が鮮やかでこの時期ならではの姿です。

以外と頂上は混んでおらず、ゆったり食事も楽しめました。
途中で会った人数を考えると、山の神コースからはほとんど登ってこない状況ではと推定されます。
帰り道は登りの傾斜の楽な分、延々と続きます。
特に、2合目から先は嫌になるくらいの距離でした。

駐車場に帰り着くと虫がどんどん湧いてきます。
とてもじっとしていられるような状況ではありません。
振り払いつつ、がんばって、靴の履き替えなどしましたが、とうとう1ケ所やられてしまいました。
帰りの車の中にも5,6匹残量しており、助手席でフロントガラスに張り付くところを退治しました。
温泉は浜益側へ走って岩尾温泉です。
どうして、こんな寂しいところにあるのか不思議なくらいの立派な日帰り施設です。
露天風呂から海が見え、増毛の海へ遊びに来る方々には最高の温泉でしょう。

登山開始  8:05
山頂到着 12:12
下山開始 12:50
下山完了 15:57


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