三段山の記録    06 09 

十勝岳の予定でしたが、天気予報は午後から雨ということで昼には下山できるよう、三段山に登りました。
朝、富良野平野は晴れていましたが、十勝連峰の頂上部だけ雲がかかっています。 雲が湧いている状態で、頂上稜線まで登ってみて東風のせいと判明しました。 十勝岳温泉凌雲閣の前にある登山者用駐車場を出発し砕石を固く敷き詰めた道を安政火口へ向います。
安政火口までは行かず手前の分岐から登山道に入り、すぐに三段沼が現れます。
目指す先にはニセピークから山麓へ伸びる最上部が崖のような壁の連なりがあり、背の高いハイマツの中の登山道を進みます。

壁ではそれほど危険を感じることもなく、ジグザグを切って登って行きます。
だんだんと展望が開け、明るく晴れた富良野平野が一望です。
一方、後の十勝岳方向からは雲がどんどん流れて来て、平野上空で消えて行きます。
東からの強風が上昇気流となり、局地的に雲を作っている様子で、時折雨が混じり、虹も見えました。
特に、山上から虹を見下ろすというのは、めったに経験できないことと思います。
壁の先は低いハイマツ地帯で、稜線に向うにつれ風が強くなります。
稜線に出ると猛烈な風の中、一番奥に山頂と標識が見えました。
強風の中、体が押され、危険を感じながら、姿勢を低く、できるだけ安政火口側から離れて歩きました。
山頂は写真撮影を済ませると、早々に吹上温泉方面に下りました。
車のは十勝岳温泉ですが、危険を押してまで行くことはありません。

兜岩へ向う

手前で下る

下りは冬と大分感じが違いました。
大部分がハイマツの中で、除々に笹が優勢になってきます。
冬に印象が深い松林は全体から見るとほんの一部の長さです。
なお、紅葉はやっと色が付き始めた程度で、まだまだこれからです。
吹上温泉から十勝岳温泉まで車を取りに戻りましたが、空身でもほぼ1時間かかりました。
駐車場では下りに擦れ違った「大雪青年の家」主催のパーティの送迎のためバスが停まっておりました。
登山の行事について、聞きますと、宿泊は「大雪青年の家」、申し込みは誰でも出来るようです。
今回のメンバーは中高年が大部分で約30名でした。
吹上温泉は混んでおり、上がるころ洗い場が満席の状態でした。



山歩開始     08:10
壁の上      09:00
山頂到着     09:45
吹上温泉     11:10
十勝岳温泉    12:10



山を歩こう           道内の山歩

札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間












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