白雲山・岩石山の記録    06 08 20 

テント泊の朝、目を覚ますとすぐに米の鍋をカセットガスコンロにかけました。
キャンプ場の奥のほうでなにやら騒がしい鳴き声が聞こえ、見に行った方がフクロウが飛び立っていったとのことでした。
まだ騒がしさが続いていたので、見に行くと、幅の広い池のようなゆるい流れの場所から鷺が数羽飛び出していきました。
対岸の奥からはまだ鳴き声が聞こえカメラを向けましたが、姿は見えません。
仕方なく、湖のほうへ回って,対岸の風景を撮りました。

戻ってみると、御飯の鍋が吹きこぼれております。
あわてて鍋の火を絞り、急遽ヤカンでお湯を沸かして、熱湯を継ぎ足しました。
結果は普通に食べれるに近く回復し、納豆と冷奴と漬物と昨夜の鍋を汁椀にして朝食をすませました。
白雲山へは天望山と同じ登山口です。
駐車台数は10台近く、ツアーらしき一団が出発の記念写真撮影中でした。

まずは、見通しがきき、林床にコケとシダの生茂る、いい景色の林間コースです。
風穴が植生に影響を与えているものだろうと、聞き耳を立てますがナキウサギの声は聞こえません。
ジグザグをゆっくり登ります。
倒木・下草・苔が湿気を含み・雲の巣に水玉が乗る景色が、二日酔いを緩和してくれます。
稜線が近づくと笹が増えて来、上り詰めるころには登山道にはみ出すように繁っています。
稜線は林間の笹原で水玉が服が衣服を濡らします。

道は徐々に下りとなり、下りきったところにちょっとした風穴斜面とその観察場的な広場があります。
いかにもナキウサギウォチング場といったところで、先行していた団体が休憩を取っていました。
その脇の岩場の登山路を進むと間もなく岩石山への分岐、さらに登って(標識には7分と記載)一面に大きな岩がゴロゴロしている山頂につきました。
このように大規模な裸の岩が積み重なった頂上はそうないと思います。(中腹では何度か見たことがありますが)
先客は2名で、岩の上に腰掛ていると、ナキウサギの鳴き声が時折下のほうから聞こえて来ます。
カメラを構えて見回していたのですが、団体がにぎやかに到着しました。
そこで、早々に岩石山へ向いました

下りは林間で、下草のまばらな場所・笹が被る場所・苔だけが広がる場所など、交互に現れ、蜘蛛の巣が張っていることから先行者がいないことが判ります。
急坂〜水平〜急坂で、やがて、地衣植物の見事な岩場の前に出ると分岐の標識があります。
鳴き声も聞こえてきますので、この後はあたりを見回しながらの行動でした。
分岐から岩の上を渡り登りし、一旦土の道に出、また岩渡りで頂上に到着です。
頂上に出ると、声の頻度が少なくなり、期待薄なので、小休止ですぐにゆっくりと下りました。

登山口まで戻ると他の車はもうありません
いい山なのですが、標高が低いため、人気はいまいちというところでしょうか。
帰りの温泉は清水町フロイデ、400円と安いのに新しく立派な施設でした。
車の窓から見る十勝川は相変わらずの濁流でした。 他の川もフキ等川岸の草がなぎ倒されたり、流木が絡まっていたり、一箇所、橋脚が倒れているところもありました。
日勝峠は開通していましたが、十勝側が濃い霧が立ち込め、ノロノロ運転につかまりました。
路面については、日高側に流出跡が何箇所か残っておりました。




山歩開始      8:40
白雲山頂上     10:00
岩石山頂上     11:00
山歩終了      13:20





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