目国内岳の報告・さっぽろさんぽ

道内の山歩

目国内岳

05 03 20


新見温泉の国道のゲートの前に車を置きました。
その先の除雪されていない国道を歩きました。
大きくヘアピンカーブするところから国道を離れ雪原歩きです。
新見の沢川の左岸の斜面で、勾配や沢の切れ込みが緩くなっているあたりを選って進みました。
そうすると、どうしても前目国内岳方向へ進む結果となりました。


途中でウサギが目の前から飛び出して逃げて行きました。
あっという間で写真は撮れませんでしたが、巣穴らしきものを見つけました。
前目国内岳の樹林限界の直下あたりから、沢筋が消えたので目国内岳へ方向転換しました。
森林限界の上は強風でした。稜線上から雪が舞い上がっているのが見えました。
晴れ時々曇りくらいの天気だったのですが、
森林限界の上は、舞い上がった雪のせいで上へ行くほど吹雪状態でした。
頂上とおぼしき場所を目指して登り稜線に出ましたがニセピークでした。
強風の吹雪の中に薄っすらと頂上が見えました。
ニセピークを迂回して頂上直下に出て見ると、猛烈な風が吹き抜けて、
ストックも飛ばされるのではという錯覚を起こしてしまいました。
岩峰は雪に埋まって、僅かに黒い頭を出しているのが切れ切れに見えました。
スキーをちょっと頭の出ていたハイマツの中に差し込んで、 リュックを置いて、カメラとストックで頂上を目指しました。
上っていくと舞い上がる雪でホワイトアウトのように前が見えません。
サングラスを外すと目の前が真っ白でもっと見えなくなります。
半分盲目状態で斜面にへばりつくように進んでみましたが、呼吸も苦しくなってきたので、あきらめて引き返しました。
デポした場所にもどったら、下から相前後して上ってきたネオスのパーティーも引き返すところでした。

デポ地点からスキーでちょっと下りたところで、
前日からニセコに来ている山の会のメンバーと合流できました。
一緒に下って、風のない疎林の中まで降り、そこで昼食を取りました。
オーバーズボンを忘れてきたので、ジャージのまま登りましたが、
熱を奪われ、体力がかなり消耗してしまいました。
下りのときにスキーが思うように動かせず、昼食時間のときには、足ががたがた震えていました。
カメラのケースの中は雪が入りこんで、カメラに雪がへばり付いていました。
どこから入ったものか、ジャケットの表地と裏地の間にも雪が入りこんでいました。
それが、昼食のとき袖口や裾に溜まって雪玉になっていました。
昼食の場所あたりまで降りると多数のパーティがおりました。
ここで引返すのであれば、雪のニセコを楽しむには、いい場所だと思います。
みんなで滑り降りましたが、ほぼ登ってきたルートでした。
道の選び方は正解だったようです。
夜は五色温泉で自炊宴会を楽しみました。


 6:30   札幌出発
 9:05   登山開始(新見温泉)
11:20   山頂直下
13:10   山歩終了
        五色温泉




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札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間 

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